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毒男とおどろおどろのようです

 

('A`) < グァバ

 

毒男です。

鬼太郎の話をしに来たんだよ俺はよ。という事で今回の敵、もとい登場妖怪は「おどろおどろ」でした。

 

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イラストはおどろおどろとよく同一視される「おとろし」、序でにおとろしと何かとセットにされる「わいら」です。なんでセットにされるかは俺もよく分かってないです。よく分かんないけどなぁなぁになってる常識って沢山有りますよね。

さて、「鬼太郎」のおどろおどろは例によって作品独自の設定が付与されてまして、それが「元は人間だったけど自分に薬品を投与した結果血を吸わないと生きていけない妖怪に…」というクソ重いもの。今回はその原作に割と準拠した内容でした。不死の細胞を開発したにも関わらず小保方扱いされ、失意の果てに自らの身体を使った人体実験によって吸血妖怪と化した挙句鬼太郎に殺して欲しいと懇願する父親。「私は妖怪おどろおどろになってしまったのです!」と具体的に名前を上げる所が妖怪識字率の高さを伺わせます。

そして何より、その惨状を知りながらも大切な家族を守ろうと必死に行動する、真面目で一本気な娘の美琴ちゃんの葛藤が生々しく繰り広げられます。まなの同級生は闇深過い奴しか居ないのか

 

要は事件発生時点で既にどう足掻いても絶望。正解率0%、鬱エンドまっしぐら、今にも悲しみの向こう側が聴こえて来そうな本当に、本当にありがとうございました案件です。

殺すか殺さないかジリ貧の攻防が続く中、個人的には「まだ吸血事件の犯人と決まった訳ではない」とか妙に匂わせな発言が気になってて、実は『おどろおどろ対吸血鬼』っていうまた別の渋いエピソードも有ったりするので「真犯人は吸血鬼!おどろおどろは実はギリ自我を保ってたので今回はお咎め無し!」みたいな激甘展開をね。親父さんが牛鬼回の話をした時は結構傾いてんじゃないのと、おどろおどろ(寧ろ制作側)にも良心残ってんじゃないのと期待が高まったんですが、6期はほんっと、全然ダメ。実悪です。

 

架橋の裏を這って登場したおどろおどろ(6期は怪獣風ムーブの意外性とクオリティが至高)との最期の戦闘でも躊躇いみたいなものが見えてたと思います。髪の毛で捕縛されても体内電気出さなかったし。然し「どうせ血を吸うなら私から吸って!」とめちゃくちゃ錯乱してる娘に魔手を伸ばす姿に、とうとう指鉄砲を発射。

おどろおどろが鬼太郎にトドメを刺して貰う為に態と娘の血を吸ったんだとしたらまた壮絶な遣り取りですよね。

 

んで何よりラスト。原作も鬼太郎に親を殺された子供が遣る瀬無い怒りをぶつけるシーンで幕を閉じますが

 

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このストーリーで深い哀愁を漂わせながらも何処か牧歌的に纏めるのはやはり御大の構成力と画力の為せる技なのでしょうか

片やアニメの終わり方(父の墓参りに来た鬼太郎に擦れ違いざま目も合わせず「絶対許さない」と告げる、リアルな戦争を描くロボアニメとかでよく見るヤツ)

 

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もう美琴ちゃん鬼太郎に復讐するか、父の後を追うかしないと決着付かんでしょこんなもん。サスペンスよ。彼女はこれから一人で生きてく訳で、特に同級生のまなに対しても絶対良い感情は抱いてない筈です。先ず鬼太郎とどういう関係なのか問い詰めるでしょ。不穏因子も良い所です。一番身近な危険。

で、その辺のケアをするでもなく多分みこっちゃんはコレで退場なんですよね。後味悪いオチっていうかオチきってなくね?的な。その辺で引き揚げちゃうのが上手い所なんでしょうけど

 

原作でも説明少ないくらいなのに、原作よりシリアス増しのアニメ版がそれかよ、と。バッドエンドが嫌いな人間なんでね、思ってしまいました。次週、のっぺらぼう!笑じゃないんだよ、おい

 

ただ次回は次回でちょっと来て欲しい、来たら熱いな!っていうのが一個有って

鬼太郎で「のっぺらぼう」つったら「人魂の天ぷら」なんですけど、コレって今期、あの伝説の「ずんべら霊形手術」回で既に登場してるんですよね。然も割と無意味に。んでのっぺらぼうも芸能界の話と

 

 

 

これ房野きらら再登場フラグじゃね?

 

いや今期の鬼太郎は濃ゆいキャラを惜しげも無く使い捨てまくってるんで、と言うか根拠が薄過ぎるんであんま期待値高くは無いですが、此処に来てのきららちゃん。ワンチャン見れるんじゃないかと少しソワソワしてます。

だからって美琴ちゃんを蔑ろにして良い訳ねぇからな おい 分かってんのか

 

 

 

 

とまぁ今回はこんな感じで

 

 

 

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