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毒男と万年竹のようです

 

('A`) < ういーす

 

毒男やねん。

プリキュア、敵幹部に鬼とか単眼ちゃんが居たのでどうやら日本妖怪をモチーフに持って来てるみたいですね。どろろもやってるしベム新作でしょ、これビッグウェーブ来てるんちゃうん

 

てな訳で順調?に二年目突入したアニメ鬼太郎の話なんですが

良い意味で渋くて面白い回でしたね。登場した妖怪は万年竹。四期以来かな

 

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水木御大の創作とされてますが、相変わらずツボを押さえたネーミングですね。妖怪の名前付けは本当にセンス問われるんですよ。

「竹藪」の不気味さというか風でザワザワザワッてなってる感じ、めちゃくちゃ怖くないですか? 呑み込まれそうと言うか、倒れ込んで来るんじゃないか、的な。そういう恐怖を具現化した妖怪なのかは分かりませんが、何れにせよ植物であろうと古くなった物は人智を超えた怪異を引き起こすようになるのでしょう

 

サスペンス要素豊富な分致命的なネタバレになっちゃうんですが、原作からアニメ化するに当たってのアレンジが非常に巧みでした。

万年竹が住む竹藪を開発するしないのゴタゴタの最中、実は辺り一帯の大地主であり万年竹とも親交の有った男性(行方不明扱い)の死体が埋められている事が発覚し…という血生臭い展開。然もその犯人は消えた父を思い遣って再三綺麗事を抜かしつつ、万年竹と結託して開発に抵抗していた地主の息子だった、という。

ぶっちゃけフリがキツ過ぎたとは言え、元ネタのエピソードとは黒幕ポジションが違ったので予備知識が有る人でも裏切りを楽しめる仕様でしたし、初見の人達は勿論あからさまに銭ゲバ風な笹型の目を持つ奥さんを悪役と観ていた所「これまさか…いや怖い怖い怖い」となれる展開だったんじゃないでしょうか。竹藪を掘り返されたくない(=死体を暴かれたくない)立場を頑なに守っていた本当の目的に気づかされた瞬間は震え上っちゃいましたね。

 

人間と妖怪の友情が描かれる反面、妖怪をも使いこなして利権を獲得しようと目論む醜い心がずーっと付き纏っていたという、如何にも6期ィィィなお話でした。万年竹、素晴らしいキャラでしたね。本体は只管でかい竹って感じでしたが、立居振舞と台詞で十分妖怪の妙を感じさせてくれました。

鬼太郎も珍しく妖気アンテナをフル活用しての捜査、お得意の妖力を逆に吸い取るパターンで一発逆転を見せる戦闘、真実の解明から事件のケリをつけるまで、全編通してマトモに活躍。結末も何故か竹藪(万年竹の勢力範囲)から抜けきってない所で火サスの崖シーンばりにベラベラ自白してしまった犯人が怒りのまま引きずり込まれるという「らしい」終わり方。何で其処でゲロっちゃうかな

 

あと今期ガチクズっぷりが光りまくってるねずみ男サンが居た、と言うか実質ねずみ男からの依頼だったので(手紙の文字が輪入道回でまなのフリして出したヘルプと同じ汚いひらがなだった)また犯人を唆かすとか一枚噛んでるんじゃないかとハラハラしましたが、実際どうだったのかは置いといて特にそういう描写は無かったですね。万年竹に魂を吸われ物理的に竹を生やされてしまった竹人間達(笑い声はタケケケケ)に襲われて可愛い事になってました。可愛い要員でした。

 

次週は麻桶毛。まゆげと読みましょう。

これまた激渋チョイスですね。初アニメ化ではないでしょうか。ホラー演出と新版エピソードに定評のある6期ニキに髪が伸びると雛人形とかいう最恐アイテムが加わるとどうなってしまうのか、今から不安もとい楽しみです。

 

余談ですが、シリーズ序盤にちょこちょこ出てた迷惑ウーチューバー(要はYouTuber)にTwitterで言及してたヒカキンがゆるゲゲのCMに出演してるの、考え様に寄っては全然ゆるくないですよね。そのツイート公式も反応してたし

 

 

 

 

 

マジで余談

 

 

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