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毒男がM.C.Zの曲を解説するようです 23

 

 

('A`) < 後ろからはなんにも来ない!後ろからはなんにも来ない!後ろからはなんにも来ない!

 

 

毒男です。

M.C.Zが一枚噛ましてもろた曲を上げたので、それに纏わる諸々を書いておこうかなと

 

 

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https://sp.nicovideo.jp/watch/sm34687234?ss_id=523f5895-c8f8-4128-950c-b8a40ad21753&ss_pos=4&cp_in=wt_tg

 

 

「emojirap infinity」

 

サムネは勿論手描き。今回かなり凝った作りの動画になってます。俺が力を入れたって事は即ち「見辛い」という事ですね

 

ネットライム、ネットラップの黎明期から活動されているガチレジェンドにして、押韻において界隈、と言うか全宇宙でトップクラスに秀でている生命体であり、韻の神と言うかもう概念としての「韻」そのものではないかと噂されているSIXさん発信の企画。

当ブログで幾度となく述べてますが冗談でも何でもなく、韻が硬いとか長いとか多いとか、そういうラッパー次元の問題に苦心しているのが馬鹿らしくなるような、一種の「畏怖」を抱かせるレベルの韻を呼吸するように吐く方です。加えてテキスト、口頭での韻文の表現に関する探究心がどうかしてまして

 

絵文字のみでラップのリリックを表現する「emojirap」

 

https://twitter.com/1mc0dj/status/990213402722058241?s=20

 

その派生形、四角の隅に配置された絵文字を順番に沿ってラップし続ける恐怖のクアドラスロン「emojirap square」

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm33833682?ss_id=343e70a5-ee10-4066-b2b1-7796b716cb53&ss_pos=2&cp_in=wt_tg

 

そこへ更に魔改造を加え、∞形にループさせた絵文字五つを元にリリックを書く「emojirap infinity」と、シンプルにバケモノを次々世に解き放っておられます。例え経緯を知っていたとしても、何なら実際に参加している自分でさえ意味がよく分かっていない究極の変態アンセム。正に此の世の無間地獄とでも言うべき様相を呈している訳であります(SASUKEの時の古舘伊知郎フロー)

然も、前二作のマンツーマン体制から今回は2ch crewより、これまた押韻巧者且つスキルにも定評が有るぺーたさんをお迎えした盤石の布陣。このサプライズにはsquare以降、絵文字に飢えていた全国0万人のemojirap難民も思わずニッコリ

 

変態が変態を引き連れ変態ルールの変態曲に取り組む端から端まで変態まみれの変態制作でしたが、タスクやら課題やらでキュウキュウな上に最近めっきり筆が遅くなってしまった俺が何故かこれはすんなりと書けてしまい、リリックが揃うのは異様に早かったと記憶してます。

トラックはSIXさんが用意してくれて、録音が早かったのはぺーたさん。構成でややマゴつき動画にも手間取りましたが、通して見ればかなりスムーズに進んだ方かなと。最近マジでラップ考えるのが全然楽しくなくなって来てたので

 

因みに「どの絵文字を使ってラップするか」ていうのは自分で決めてません。

俺とぺーたさんは、SIXさんから適当に指定された絵文字と順番に忠実に従って作詞してます。企画の根幹となるルールであり、唯一にして最もキツい縛りですが、絵文字から文字のリリックに起こす過程を各々が担う事でハード面ではライムやフロー、小節数(此処がバラバラだったから構成と言うかトラックの尺との折り合いが難航しました)、ソフト面だと言ってる内容に加えて、如何に絵文字の要素を織り込むか、どれだけ使用頻度を上げ∞の回転数を稼げるかは個性とセンスが問われる所ですので、其処で或る程度の自由は担保されています。てか其処に自由を感じるくらい麻痺してた方がemojirapし易いです。後続は参考にして下さい(´∀`)

 

まぁキツいキツい言いつつそもそもが良くも悪くも緩くてスーパーフリーな環境での曲作りなので、規定の絵文字や順番から逸れる「例外」は割と存在します(主に俺がやらかします)。

今回だとSIXさんから発注されてた絵文字リリックは元々

 

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コレだったんです。分かりますかね、真ん中の。

雪なんですよ。🌨。媒体によって表示されるされない有るでしょうが、「雲から雪が降ってる絵文字」なんですね。それを私、勘違い致しまして。「雨の絵文字」だと思い込んだまま44小節書き上げちゃったと

 

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てな経緯で当初の雪(🌨)から雨(🌧)マークに事後編集が成されております。厚労省も真っ青やで

序でに、SIXさんの絵文字リリックは俺が何となくで選んだやつです。

 

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或る意味共作ですね

 

楽曲的な話をすると、他のお二人が俺と比べてダンチに安定してるのでM.C.Zパートは散らかしても大丈夫だろう、という傍迷惑な確信は常に持ってました。

具体的に言うとガヤとか発音の崩し方とか、何処からネタを持って来るか、とかね。あと一人マイクリレーにも繋がる所ですが奇妙な声色。こういう要素ってウケる人にはウケつつ往々にして場の空気を微妙にしがちなんですが、今回は多少変な事しても良いかな〜みたいな、気楽な感じでrecに臨めました。

ただ、くろたまこは元々ちょっとオフビート気味に詰め込むスタイルなのに対して(M.C.Zの中でも出番が少ないんでまだ確立してる訳ではないですが)トラックが超ノリノリで、コレ現時点の俺のスキルで外し過ぎると単に乗れてない人になるなと思ったので、其処は補正してます。如何にも意識してコントロール出来る風に語ってますが、出来ません。

 

結果は予想通り、もとい予想以上のドラマティックな展開。

一番手のつもりで仮音源を録った際テンションが変なゾーンに行っちゃって、元ネタ繋がりから某傑作ニコラップ

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm24815513

 

へのリスペクトで自分のverseが終わった後の数小節分ケツに「ゴーストバスターズ!」ってシャウトを入れてたんですが、この遊びも遊びがhookだかbridgeだかとして採用されてしまうんですね。ぺーたさんは同じ要領でシャウトする合間に「ゴーストバスターズ」で踏める気の利いたライムを追加。SIXさんに至ってはトラックの構成を引き延ばしてinfinity部分とは関係無く「ゴーストバスターズ」の韻のみでバキバキにかました魂のラップを32小節放り込んでくれました。同時に録音の段階で既に「長くね?」と懸念されていた本作が6分超えの巨編になる事が決定。因みに一番最初に其処に言及していたのは誰であろうSIXさん。何をやっているんだ

 

折角なので俺も、感想を言い合う流れでぺーたさんが掘り出した「泳ぐ音楽家」という、自家リリック内の意図せず踏めていた(これ書いた時トラック決まってなかったので、頭にはゴーストバスターズのゴの字も有りませんでした)単語で帳尻を合わせて後追い。特に押韻スキルが飛び抜けてる方々と交流してると、この手のラッキーは珍しくないです。

からしたらワガママ聞いて貰えたって感じで、斜め上の提案に対して遥かにぶっちぎった答えを、ほぼノーインターバルで投げ付けて来る辺り流石としか言い様が無かったですね。

 

引くくらい長くなって来ました。大丈夫ですか、顔色悪いですよ。

動画で使用したサムネはシャウトと同じく元ネタに強烈なインスパイアを受けながら、企画主であるSIXさんの「人外」「怪物」「ヒト社会に紛れ込む宇宙規模の狂気」「認識を超えた恐怖」「触手いっぱい生えてそう」というイメージ(酷い)と、ラップミュージックと言うよりは質の高いホラー文学にジャンル分け出来そうな傑作からの引用。

 

https://t.co/Vcks1fm7Ha?amp=1

 

本編も歌詞の見え方が三者三様に映るよう工夫しました。前作(square)と比べて絵文字をどう使ってるかを示す技術が上がってる気がしています。恐ろしく潰しの効かない技術ですね。

無印の「如何に絵文字でも伝わるリリックを書くか」というコンセプトから「所定の絵文字をどう捻ってリリックに変換するか」の競技へ変遷してるという認識に立って、歌詞は申し訳程度ながらマトモに表示(但しSIXさんのゴーストバスターズ部分は本来のemojirap的な色が強いのでグッと不親切にしてます)。特にくろたまこ君が聴き取り難さの権化みたいなラップしてるしね

 

俺の場合、先ず基本動作(スマホのお絵描きアプリで静止画大量生産→PCに送って完成した曲と併せてWindowsムービーメーカーに読み込み→一枚ずつ切り替わるタイミングを調整、というクソ能率脳筋人力デジタル紙芝居録画方式)がどう考えても最適解ではない以上、幾ら磨いた所で知れてるっちゃ知れてるんですが、この手法的には一つの到達点、代表作と言っても良い出来でした。正直今の感じで十分満足してます。向上心ゼロです。使い方が分からんのよ、おじいちゃんだから

 

その分埋め合わせじゃないですけど特に今回は、挿入する画像への拘りに無駄な持ち味が発揮されています(当社比)。

アウトロでバーッと流した数字はSIXさんが1日1曲という破滅ペースで曲を発表するイカれた企画「日刊SIX」の、1曲毎に「これが何作目か」を示すカウンターとして添付されていたジャケット画像から、M.C.Zとぺーたさんが関わってるナンバーを拾えるだけ拾って来たものです。コラボ曲だったりTwitterにしか上がってない曲だったりして見つけられなかった欠番ジャケットは、既存ジャケットをコラージュして手作りしてます。

 

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実はそんな日刊SIX、昨日を以て一年間完走を成し遂げると共に堂々最終回を迎えました。

ニコ動への投稿はチンタラしてたら日付を跨いでしまいましたが、「emojirap infinity」は日刊SIX的に一昨日発表された364号になります。SIXさんはこれが最後の日刊レコーディング、という事で先述の気合満々な追いライムに繋がったらしいです。にしてもおかしいですよ

 

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「364」のジャケットも動画を練る時にはまだ入手出来ない状態だった為(普通に頼みゃ貰えたんじゃねぇか)コラってます。infinityが日刊に収録されるのは予め知らされてたんで、それを踏まえて364から客演陣の関連曲でカウントダウン、ラスト1日は最後の審判に備えよって意味を込めて「00001」を刻みました

 

 

 

 

 

ってドヤる予定が、途中で何故か数字を数えられなくなったみたいで「225」→「136」→「197」という矛盾演出にさっき気が付きました。詰め甘っ

 

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ネットに曲を上げ続ける事、実に365日。活動場所はサウンドクラウドの無料アカウントを二つ使い潰した後、hearthisとかいうSIXさん以外に日本語圏のユーザーが居るのかも怪しいドのつくアングラサイトへ移行。途中、体調不良等で幾度か中断の危機を迎えたもののSIXさん作詞のリリックを他のラッパーが曲に仕上げる代読や代理投稿で記録を繋ぎ、粛々と更新されて行く量と質の暴力に、我々はただ呆然と蹂躙されるのみでした。

 

邪神の押韻、異形のアイディア、それを現実にしてしまう地力。何よりも、才能と鍛錬だけでは説明が付かない「狂気」に裏打ちされた荒業の足跡。誰の追随も許さず、全てを置き去りにする前人未踏の単独行。

 

サブカルチャーは何や彼やでサブのまま居た方が美味しいんやで派の私ですが、正直ここ一年で誰よりもネットでラップしてたのはSIXさんだし、本人が望んでたかは兎も角「ネットラップ」してたのもSIXさんだし、日刊SIXはもっともっと多くのリスナーに広がって、顕彰されて然るべき稀代の金字塔だと思います。此処までやる人は、もう後にも先にも出ないでしょう。

記念品となる365作目は、そんな名残惜しさすら嘲笑うかのような鮮やかな幕引きと、日刊SIXを聴いて来たファンだけが受け取れるメッセージが奇跡の共存を果たしていました。

 

 

https://t.co/s3sXdlglXp?amp=1

 

 

ドンピシャで好みな長編映画のエンドロールを見送る時のような、応援していた漫画の単行本最終巻末で作者コメントに目を通す時のような、当たりだった推理小説の読了感が洒落た後書きで増幅された時のような、静かな興奮。ああ、ヤバかった…いや俺、無茶苦茶好きだわコレ…どうして今まで知らなかったんだろう、こんなに面白いのにって一人で悦に浸るあの感じ。どの感じだ

「初心者」がコレを聴いただけでは何のこっちゃ解らないでしょう。謎の感動を積み重ねた末の、納得の感動でした。RAP14000は勘弁して下さい。

 

破天荒を地で行く圧倒的傍若無人企画でしたが、M.C.Zは幸運にも「emojirap」シリーズを始め、1ツイートの文字数に収まるよう歌詞を書く「#RAP140」シリーズ、初産にしてあわや流産しかけたクラシック「Rapgloss remix」、三題噺の系譜と言えなくもない真の謎曲こと「内緒噺」、そして初めての代読になった「韻韻」と、様々な形で参加の機会に恵まれました。

ぶっちゃけると僕はニコラッパーとしてコラボ曲を動画化する事で、多少なりとも、微かでも「日刊SIXは知らないけどニコラップは知ってる」層とSIXさんの異常性を共有出来たんじゃないかと期待込みで自負してます。でも残念ながら恐らくリスナーの多くは「この人韻ヤバw」で済ませてしまっている。

それはイチローに「野球上手w」つってるようなもんで、いや確かにそうなんだけど、是非とも其処から踏み込んで、日刊SIXが孕む狂気に想いを馳せる猛者が現れて欲しいと言うか、そういう素敵な世界にならないかなぁ、って思ってしまいます。

 

もう此処まで読んでる人居ないだろうから書いとくと、本当に凄い曲を履修してないのはリスナーの落ち度ですよ。たとえ告知が弱くても嗅ぎつける連中は嗅ぎつけるんです。そうやって発展して来たんですから(かく言う私も溢れる情報にあっぷあっぷしながら何とか性癖にフィットする音楽を探している状況です)。

M.C.Z単品の曲なら先ずこんなに強く出れません。誰かのプレイリストに残ってくれたら御の字だなとは思ってますが、それは過疎タグで細々シコってる貧弱動画投稿者の過ぎた願いというものでしょう。でもSIXさんが積んで来た山には決して無視出来ない価値が有ります。個人のイチ道楽として、ネットラップの汚泥に埋もれていくのは余りに勿体ない。マジで。とんでもないので。今勢いだけで打ってますけども

 

 

さぁ、名作を知るのに遅過ぎるという事は有りません。端からそのつもりで検索かけなきゃ100%出逢えないであろう「SIX」に触れるなら、今。

という訳でアーカイブは本人様のTwitterからどうぞ(いっぱい誘導リンクを貼るブロガーの鑑)

 

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https://twitter.com/1mc0dj

 

本人様が効果的な韻の踏み方について延々と考察しているのをパンダが腐す心温まるブログはこちら

 

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なんと1作目から100作目までは纏めてフリーダウンロード可能なので通勤通学のお供に。スピードラーニングばりに脳がSIXedされて耳に入って来た文章の全踏みライムでしか会話が出来なくなる事請け合いです。

自分より格上のライマーを知りたい方、毛穴から触手を出し入れする能力が欲しい方、主食が絶望の方、一時間に一回鳥肌を立てないと死ぬ方、実話系の怖話を書きたい方、「苗床」というワードに魅力を感じる方、コズミックホラーの深淵に興味が有る方にオススメ

 

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https://t.co/q8iAvqnX9u?amp=1

 

 

調子こいてアレコレ宣ってみましたが、作りかけの曲が溜まりまくってる(然も全部自分が止めてる)中でポッと出のタスクな上に優先度底辺だったemojirapがやたらハイペースで完成まで漕ぎ着けて、日刊SIXの大トリ前に加えて貰えたっていうのも、不思議な縁というか、引力だなぁと。色んな意味で感慨深い作品になりました。しがないニコラッパーの私に与えられた数少ない社会的栄誉であり誇りです。

 

とまぁ良い話ぽく片付けつつもう一つ個人的な見解を足しておくと

もしかしたら僕、無茶振りされるお題との折衝の中で、絵文字が無いとリリックが書けない身体になってしまったのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

若干サイコな〆になってしまいましたね(?)

まぁ要するに、個人的にSIXさんとご一緒する機会はまだまだ有りますんで、好事家諸兄はお楽しみに。どっちかつーと俺の方が頑張らないとなって感じです

 

 

 

 

改めて、お疲れ様でした。

これからも宜しくお付き合い下さいませ

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

('A`) < ツインターボウマ娘化しろ