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毒男がM.C.Zの曲を解説するようです 24

 

('A`) < ガハハ

 

毒男でっす。

さっき新元号決まりましたね。令和。カッコよくて草

 

日を追う毎に筆が進まなくなるM.C.Zが、よ〜し、これからも精力的に活動して行くぞ〜と思ってた去年の夏辺りに携わった曲が上がったので軽く宣伝

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm34884023?ss_id=e9662e27-f176-4922-af84-72323d36f3a0&ss_pos=2&cp_in=wt_tg

 

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ネットラップの祭典、World Wide Words

らっぷびと、釈迦坊主、電波少女を始め「ネットラップ」というフィールドに所縁の有る人気アーティストが多数登場しました。また同イベントで販売されるコンピレーションアルバムから、告知と共に公開される「WE ARE THE W.W.W」シリーズはシーンを代表するトラックメイカーと多彩なMC達による力作マイクリレーで、2018年版で既に6作という、兎に角飽きっぽくてやたら飛んだり流れたり消滅したりが多いネットラップ界隈にしては息の長い大型ド安定企画です。

 

コンピの中にはマイクリレーのoff vocal ver.も収録されてまして、一番最初の2013年版から今や押しも押されぬトップYouTuberに成り果てた☆イニ☆氏を始め、ニコラッパーを中心に有志によるremixの流れが脈々と続いて来ました。顕著になってったのは2016年辺りからかな、それまでは大体1、2本だったremixが急増。2018年版はもう世は正に大remix時代ってな具合に新参古参、期待のルーキーから大御所までこぞって乗っかるビッグウェーブ

有り体に言えば「敷居が下がった」んですよね。出て来た当時は「この大掛かりなトラックにスキルの足りてない弱小ニコラッパーが乗るのは場違いだ」みたいなクッソ意味不明な風潮が見られたんですが、それを乗り越えて、赤信号皆で渡れば怖くない状態と言いますか、やっぱプレイヤーとしてやってる以上、自分が根を張っている音楽ジャンルの年間最大のイベントとなると多少なりとも思う所有る訳ですよ。

 

そして今回、遂に地獄からの使者である私も参戦と。WWW2018も遊びに行きました。内容は大体悪態。ニコラッパーとしての不満をぶつけました。

今回『主催側が』掲げてたテーマが「WWWの再定義」だったんですが、先ず一連のイベントで自分の中の何かが再定義された感が無かったんですよね。公式サイトとは別にネットラップの総合ポータルサイトみたいなのが発足したんですが、其処で投稿されたコラム

 

http://worldwidewords.jp/article/291

 

にWWWの出演者が公然と異を唱えたり、そもそもネットラップに対する態度や考え方がてんでバラバラじゃねーかっていうのが始まる前から丸出しで、再定義も何も端から定義が成されてないんだよな…って白けちゃう場面が何回か。現地はただただ、楽しいライブって感じでした。でもそれは別に毎週末どっかでやってますし。

 

善良なネットラップリスナーとして色んなアーティストの「ネットラップ」を追っかけて行くのは吝かではありませんが、そういう曲って既に幾つか作ってるんですよね。然もWWWに寄せて。

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm31670490?cp_in=wt_mllst

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm33203315?cp_in=wt_mllst

 

だからって訳でもないですが、remixは折角の機会という事で我を押し出しまくってみました。つまり地獄からの使者として書いたverseです。

更に因みむと本格的に燃え始めたのがアカペラ提出後だった為、曲中では触れなかったゴタゴタが少し…

実は俺ダブルブッキングだったんですよ。違う主催者さんからも縁有ってオファー頂いてたんです。こっちでブツクサ言うてる分彼方に用意してたverseは対比で現地レポートっぽく書いて、全体として俺的にはバランスが取れる算段でした。勿論許可取ってね。

ところがギッチョン、トップ同士で私とは違う人へのブッキングで揉めまして、挙げ句の果てにDIS曲まで出る始末。アンサーが返され、アンサーのアンサーが来た所でbeef自体は終わったんですが因縁ちゃ因縁ですよね。俺の話も多分その影響で無くなっちゃいました。

下の曲でチョロっと弄ってます。難しいねぇ(´-ω-`)

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm34068144?cp_in=wt_mllst

 

さてさて

ニコラップは既に「ラッパーとして売れたい人達が技を磨き合うネット上のアングラ」的な意味でのネットラップ要素と完全に反りが合わない所まで来てると思います。人が居なさ過ぎて。

で、トップランナーの方々が跳ねるか跳ねないかで頑張ってる間にネットラップそのものが勢いも目新しさも失い、かと言って文化として顕彰される訳でも更新されて行く訳でもなく、始まる前に終わったコンテンツ化してったような気がします。当時界隈を賑わせていた才能マンや化け物達はどんどん勝手に羽ばたいてくか引退状態です。「其処で活動する旨味が殆ど無い」「敢えて其処を愛してくれる捻くれ者に存在を依拠せざるを得ない」場所はもうシーンと呼べるか怪しくないですか。

ネットで音源を発表するだけじゃ今日日個性にもなりませんし、態々それをレペゼンしてもキョトンでしょ。スキルは抜群なのに「俺ネットラッパーなんですよ」つって湧くのは身内と一部のサブカル上級者のみ、「ニコラッパーです!」は論外、「ネットラップって何?何処で聴けるの?」と聞かれてズバッと答えられる人間は現在どのくらい居るのでしょう。

俺は内心上記のポータルサイトとかが積極的に動いて、情報発信だったり熱かった頃のネットラップのアーカイブだったりやってくれたら凄く有力な「定義」として君臨するんじゃないかと期待してたんですが(その為に作ったんだとさえ思っていた)イベント終わったらうんともすんとも言わなくなりましたし、誰かの理想と誰かの現実とでかなり距離が産まれてしまったように感じます。

WWW2018に辿り着いた結果それがもう、改めて有り有りと突き付けられた気分でした。主な活動場所はサンクラ、TwitterYoutube他に移行して、特定のアーティストを追っかけてる人達はニコ動に常駐して「ニコラップ」タグに張り付くなんて事は先ずしないじゃないですか。マイクリレーもようつべのが伸びてるしね

 

誰も読まないからって頭に浮かんだ順からダラダラ書きましたが、まぁ成るように成ってるんでしょう。一瞬でも全員が同じベクトルでネットラップに取り組んだ時期が有ったかと聞かれれば疑問ですが。

因みにM.C.Zはもう「シーンの癌でありたい」って言っちゃってるのでお終いです。今回はそういうラップをしました。乙

 

 

('A`) < タイガーステップする〜よ〜