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毒男と抜け首のようです

 

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毒男やぞオラ。今週も鬼太郎の話をば

「鬼太郎」きっての高い自己顕示欲を誇る妖怪、ぬけ首が登場しました。

 

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着脱可能で常に高熱を発している頭と強い冷気を帯びた胴体を持っていて、くっついてる分には中和されて(?)いい感じだけど離れたままだと頭部はガンガン加熱、更に巨大化して災害級の異常気象を巻き起こし、最終的に大☆爆☆発するという非常にユニークな設定の持ち主です。

 

シリーズを通して何かと騒動に一枚噛んでいた(鬼太郎猫娘とも普通に顔見知り)迷惑ウーチューバーのチャラトミ君が伸び悩む動画配信者としてまさかのメインキャストに抜擢。名無し編では妖怪をダシに一時代を築いた彼もすっかり忘れ去られたのか、就活に追われる忙しない日々を送ります。25歳くらいのダメ大人なのかなと思ってたんですが大学生だったみたいです。

この時点で、一気に親近感が湧くと共にグッと身につまされました。俺も近々に通る道ですからね

 

今話のキモとしてはゲストにHIKAKINが本人役で声優出演してまして、原作の「ぬけ首が自分の知名度の低さにキレてトラブルを起こす」展開にプラスして例の「好きなことで、生きていく」というYouTuberの常套句の真意を問う、有り体に言えばHIKAKINをヨイショする話があからさまに捻じ込まれていました。

趣味で、楽しい事で食ってくってのはホントしんどいです。それはスポーツでもエンターテイメントでも音楽でも芸術でも同じ。彼筆頭にネット時代を謳うYouTuber達のタレントと努力は決して軽んじられるべきでは無いと思いますが、ちょっと露骨でしたね。四将も一切絡まなかったし、HIKAKIN出す為の話って感じがしちゃって。別に良いんですが面倒臭いオタクとしては抜け首が勿体ねぇなと。チャラと比べたら寧ろ無欲にすら映るシナリオでした。

 

まぁ、モブ好きなんでね。作品的にも内容的にも主人公を勝ち取ったチャラトミにハッピーエンドが訪れた事を素直に喜びたいんですけど、1話でのびあがりに対するチャラトミの素行にHIKAKINがTwitterで言及して、それにアニメ公式垢のスタッフが反応して、気付いたらゆるゲゲのCMには出てるわ出演しちゃうわ割とええ役だわで、一連の流れ見てると何か勘ぐっちゃう訳ですよ。ゆるくねぇな、みたいな。

そういう目で見ると具体的に何やりたいってのが明示されないまま漠然とした夢だけ持って生きるってチャラトミにとって解決になってるのかよとか、それ結局自分の才能信じきれなかっただかでお前が死んでもなりたくない擦り切れた通勤ラッシュ構成員と同じちゃうんかとか(逆に考えるとあのシーンはチャラトミ自身の目が迷いで曇っていたからこそああ見えてしまったのかも知れませんね。先輩のサラリーマンさんもそうですが、皆やりたい事とやれる事のギャップに苦しんで愚痴垂れながら何とか希望見つけて生きてるんでしょう)とか、キタネコがチャラトミに制裁に行ってるけど抜け首の処遇はハッキリ描かれとらんやんけとか、ポロポロと不満が

 

 

出て来るんですが普通に話としては面白かったです。難癖つけたいだけなんでしょう。鬼太郎最高。いぇーい。

 

因みに俺が好きなYouTuber系の人は初期のMEGWINです。

 

 

 

では

 

 

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