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毒男と狒々のようです

 

('A`) < まーべらっす

 

毒男ですわ。んじゃ鬼太郎の話しましょうね

 

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ネタ回中のネタ回でした。

登場したのは狒々。以前お蝶夫人みたいな人間女性と交流する中でテニスにハマり、持ち前の熱意で岡ひろみみたいな人間女性(名前は伊達公子みたい)をコーチングして世界ランキング4位まで導いた経験を持ちます。見た目は巨大な猿の化け物そのものなんですが、周りからはどうやら人に化けて見えているらしく、妖怪云々に関しては(クズねずみがマスコミにチンコロするまで)全くのセーフでした。果たして脚本家の間で基礎設定の共有は成されているのでしょうか。お蝶夫人庭球に興じる絵面キワモノ過ぎる。

テニス愛がぶり返した狒々は再度松岡修造化、例の如くまなの友達で高飛車ガール岡倉優美(こっちが名前岡ひろみ)を指導し始めますが、熱苦しさと頭の硬さが災いしてハラスメントで訴えられる始末。パワハラ、セクハラを始め、やる事なす事スメハラ、カラハラ、グルハラ等裏目に出まくり流石にやり過ぎ(と思いたい)な程に愚昧さが誇張された記者に叩かれまくった挙句、実は妖怪だったと身バレ。

完全に「妖怪は居るもの」そして「妖怪に人権は無い」という思想が定着しているらしいキャスター達にボロクソ言われキレた狒々が鬼太郎にボコられて終了。オチは塗り壁が新コーチに就任するという渾身の大ボケ。活躍しねぇなぁと思ってたらこんな所でオチ要員に…

 

ざっと書いただけでネタネタのネタって感じでしょう。年代や考え方によって産まれる、ハラスメントに対する認識の差を社会派テーマとして扱ってる訳ですね。人の垢をおかずに米を舐めているような程度の低いマスコミ共の最低最悪具合はこの回以外でも発揮されている所です。

鬼太郎が猫娘に「焼肉焼いたろけ」言われてそれだけでキュンと来ているのを見て「顔がええ奴ならええんやんけ」と愚痴る狒々の悲哀は半端じゃなかったですね。名シーンだったと思います。ただ結局狒々は自分のやり方が古いんだと認め人間界から手を引くので、個々の問題は相変わらず放置。

 

実際、彼の指導方法で精神面をバキバキに鍛えらた優美は全国一回戦で敗退してて、真っ当に才能と技術を伸ばしてる相手には通用しないって事なんでしょうし、狒々は狒々で懲りずに新しく猿の教え子を取り、形としてはハッピーエンドなのかな。ギャグなんでね、真面目に考えるだけバカみたい。猿やんけ〜!は笑いました

 

因果関係をも超越したぶっ飛びストーリーに加え、人間側のゲストが近年劣情を煽ると槍玉に上がっているポニテ+古来より男性の汚れた欲望の対象となって来たテニスウェアというビジュアルで闊達に動き回り、健全に視聴者の性の目覚めを促す破壊力抜群のエピソードでした。

ぶっちゃけコーチ妖怪が狒々である必要性はほぼ無かったんじゃないかな。「狒々」が活きたのは好色な人攫いという設定(本猿曰く人間が勝手に植え付けたイメージらしい)からセクハラに結び付けられるシーンくらい。まぁその為のセレクトなら適役なのかも知れませんが

 

 

来週は遂にシリーズ最強クラスの敵が襲来するようです。どう転がって行くのか必見。

 

 

('A`) < う゛ぉおん