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毒男とぬっぺっぽうのようです

 

('A`) < カミュ

 

毒男でやっしゃ。

鬼太郎はなかなか衝撃的なエピソードでしたね。

 

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ゲストに「ぬっぺっぽう」。多分のっぺらぼうの友達。知り合いくらいかも。名前の表記揺れが激しい子です。イラストは使い回し。

漫画では何故か韓国の妖怪で、不思議な歌によって人々から「若さ」をエキス状にして奪います。不老長寿の妙薬なんだとか。泥臭い戦闘や依頼主との交流など色々濃厚なお話なんですが、その辺どうアレンジされるかと思って楽しみ半分不安半分で観てました。不安の方が的中したよ

 

冒頭、よく見る感じの眉唾美肌CM(6期はこういう所の再現度が素晴らしいんですよね。猫娘が現実に似たような状況になってたってのがまた苦笑を誘う)が全チャンネルでやっている恐怖のテレビを暗い部屋で眺めるお母さん。叫ぶ娘。老けたママンを妖怪みたいに扱うな

という訳で謎の集団老化事件が発生。先週思いっきりマッポに捕まっていたねずみ男が原因の美容品(クリーム?)を通販していると突き止めたファミリーが捕獲し尋問、詐欺クリームの製造元へカチ込みに行くという展開。

ネズ公が逃げるシーンでは命からがら乗り込んだタクシーの運転手がさっきまで逃げていた鬼太郎…という粋なホラー演出が。アンダーテイカーがWWEでやってたヤツですね。気絶?するオチや太鼓が鳴るBGMも相まってぽんぽこの「のっぺらぼう」のくだりを思い出しました。偶然かな

 

一同はしれっと登場する巨大ハマグリ船と一反木綿に乗り黒幕が根城にしている離島へ。鬼太郎の膝裏確認。相変わらず勉強が足りず「妖術が巧みらしい」くらいの薄い情報で挑みます。

 

探索していると何処からか不思議な歌が。漫画ではアリラン(韓国の民謡)なんですが朝鮮要素を脱色し「ぬぺぬぺ〜♪」みたいな愛らしく共感性の高いリリックとポップなメロディで勝負。トッケビ伏線説、終了。

実はコレが老化の魔法で皆あれよあれよと言う間に歳を食ってしまい、鬼太郎は先々週の放浪画家ビジュアルに。塗り壁は耳が無くて助かりましたが一反木綿は耳が有ったらしくシワシワに。猫娘も「これが老いなのね…」つってましたけど、彼女は老いるんですかね。変身はしまくってるけどね。期を経る毎に

子泣き爺と砂かけ婆は既に相応な高齢なので効き目薄な筈でしたがこっそり件のクリームを使っていたオババは老化が更に進行した結果、脳機能が落ちて記憶や意識を保てなくなる恐ろしくリアルな痴呆を発症。怖えよ。

 

奮起した塗り壁が奇妙な石像に潜むぬっぺっぽうを塗り込め攻撃で表に引き摺り出せばチャンチャンコ斬りも一閃、まさかの鳴き声も「ぬぺ」だったぬっぺっぽう計三体は慌てて退却し取り敢えずの難は逃れますが「こいつ婆だから化粧品使ってないんだぜ」的な煽りをかましていた子泣きは自分の所為で婆がクリームの使用を言い出せずこのような事態に、と罪悪感に苛まれ共に戦線離脱。

 

ボケに蝕まれるおばあを労るおじい。ロマンス回か?と身構えつつ徐々に怪しくなる雲行きに胸をザワつかせます。ぬっぺっぽうまだちゃんとしたセリフ貰えてないよ。

僕の不安を他所に近しい人から声をかけられ「どちらさんでしたか?」と聞き返す段階まで達してしまった婆を繋ぎ止めておく為の思い出として、今期婆が連発している決めツッコミ「チューするぞ」の誕生秘話が語られます。

 

若かりし子泣きが砂かけの妖術「変身砂」でイケメン俳優に化け女優とのキスを狙うも、効果継続24時間の制約を失念しておりギリギリで正体が露見。クレームに「そんなにキスしたいならワシとやろうや」と告白の練習に付き合わされる幼馴染的な理論で応戦し、以降定番ネタに…

 

っていう。どんな顔して聞きゃ良いんだよ。あと「チューするぞ」を拒否るまでにちょっと間が開くのはなんなんだよ。甘酸っぱいか。

因みに「変身砂」は砂かけ婆がピンで主役張ってる短編のネタですね。使うと加山雄三みたいな顔面になれます。

 

一方、残ったメンバーには透明で巨大な怪物が襲来。此処でも塗り壁が気を吐きますが原作通り力負けし腹をブチ抜かれてしまいます。ヨボヨボの主人公組は大ピンチ。やった。頑張れぬっぺっぽう

 

活躍も束の間再び場面はジジババへ。謎の失踪(徘徊)を遂げた婆。残された手紙には長年の付き合いへの想い、そして例え別れようとも腐れ縁が繋いでくれるだろうと真摯な言葉が綴られ、P.Sには実は変身はあと1時間有効だったがお前が美人とキスするのがシャクだったので術を解いたんじゃ。笑って許せと衝撃的にお茶目な〆。どこのなにを回収しとんねん。

ともあれ心揺さぶられた爺は猛ダッシュ。必死で婆に追いつき、

 

 

 

 

熱烈なチューを贈ります。

 

 

 

 

誰がキスまで行くと思う?

 

 

誰がキスまで行くと思うよ、なぁ

これが目覚めの合図となったか否か復活を遂げた婆は一連の情事をガッツリ見ちゃったコットンと共に敵の元へ急行。漫画では鬼太郎が臭い息を吐きハエを集らせるという最高にクールな手法で暴いていた透明で巨大な怪物の姿を、砂をいっぱい塗す荒技で暴きます。因みに正体は透明で巨大なぬっぺっぽうでした。身も蓋もねぇ

そして、間髪入れず地味にとんでもなく戦闘慣れしている爺が隕石と化して対象を貫く高火力の大技を披露しあっさりトドメ。

 

 

そう、トドメ。

えっ何故透明で巨大なの?そいつと他の個体との関係性は? そもそも若さを集めてた目的は?等々未消化要素を抱えながら残されたノーマルぬっぺっぽう達がマゴついていると

唐突にぬらりひょん様が登場。

 

若さを集める作戦こそ残念な結果に終わったものの軍資金は集まったとほくそ笑み、現金が詰まっているであろうトランクをわざわざ見せびらかしてから去るぬらりん。最初通販を委託されてたねずみ男も似たようなトランク持ってたんですがお金の流れどうなってるんでしょうか。どういう経緯でぬぺぬぺと組んだのかも説明無く、兎に角ぬらりひょんの仕業だったのだ!奴はまた力を付けたようだ!警戒しなきゃ!

で幕。

 

 

 

 

は?

 

まぁ、その、ジジババがイチャコラこいて終わっちゃいましたね。相方同士、また付かず離れずで仲良くやって頂きたいと思います。末長く爆発しろって感じですが

ジジババの絡みが濃厚過ぎて相対的にぬぺたそが不遇に見えちゃうかなと。ぬらりんもぬらりんで最後いきなりチョロっと顔出してケチな犯罪で稼いだアピールって、折角大物フィクサー感マシマシなのに行動が安いっつーか、何しに来たん?

 

ってのが正直な感想でした。幾らテンプレ部分だからって妖怪退治のパートもうちょい丁寧にやってくれても良いのに。ゲストだって此処のピンポイントに賭けてる訳で

とは言え原作にアニオリ要素詰めて更にシリーズ全体の展開も…となるとベストなバランスは難しいですよね。今回が「鬼太郎」初見の視聴者にどう映ったかが心配です。もう居ないか。新規さん

 

 

来週はほうこう。漫画では漬物妖怪でしたが、如何。

 

 

('A`) < くあん