DQOzはそういうことだから

DQOz非公式サイト

毒男と手の目のようです

 

('A`) < んま゛ぁあ

 

毒男です。

もうプリキュアは覇権アニメでいいです。はい、今週の鬼太郎行きましょう

 

f:id:fromDQOz:20200119092902j:image

 

ゲストは手の目。両の掌に眼玉を持つバケモノです。老人の姿で描かれる事が多いですが「もののけ草紙」というマンガでは超可愛かったりするので是非。鬼太郎では鳥山石燕の元絵通り、盲目僧形のおじいちゃんって感じ。歯が少ねえ。イヤらしい強キャラみ溢れる茶風林氏の演技も光ります。ただ歯が少ねえ

 

珍しく?というか本筋のストーリーが進むぬらりひょん絡みの回だからか、妖怪そのものの味を活かした活躍が多く個人的にはホクホクでした。「目玉をギョロつかせ発動する妖術で特定人物の手を遠隔操作する」という使い様によっては危険極まりない能力の持ち主で、普段は悪戯程度に留めておく所、今話ではガッツリ危険極まりない使い様で人間を惨殺していきます。意思通り動かない自らの手にかけられるという、究極に残酷な暗殺。のっけから自分で自分を60回以上刺した公安部の偉い人の司法解剖シーンが垂れ流されます。日曜朝9時なんですよ、制作さん。

 

毎晩眠る度怪しいおじいちゃんの夢を見て、気付くと自分の手に絞殺されそうになっている世にも最悪な状況に追い込まれた人権派弁護士、壬生陽子の依頼を受けた鬼太郎。

取り敢えず応急処置で腕にちゃんちゃんこを巻き様子を見つつ、絵に描いたような金満坊主がインステ映えを狙いド派手にライトアップした謎の観光地寺で猫娘と他の犠牲者を調査していた所「こうして闇が失われていく」と嘆くぬらりひょんと邂逅します。無礼な先制攻撃を「随分な挨拶じゃねぇか」と払い除ける朱の盆様が素敵過ぎる

 

実は国家で内密に「妖対法」なる妖怪に好き勝手させない、なんなら駆逐してやろうか、みたいな攻撃的な法律の制定が例の女性総理主導の下進んでおり、怒った手の目が委員会の関係者を片っ端から天誅しとったという筋書きだったのです。政府の極秘事項を金であっさり入手してしまうぬらりんの情強ぶり。曰く秘密の予算をたっぷり付けているそう。日曜朝9時なんですってば

 

恐らくは精神面の揺さぶりを兼ねて壬生弁護士もそのメンバーである事を伝えられた主人公は錯乱、詰められた弁護士は妖対法に反対の立場だったのですが、関わりがバレれば守って貰えなくなるだろうと黙っていた事を吐露。然し情緒ブッ壊れ鬼太ちゃんは指鉄砲を向けてしまいます。

やっちまうのかと思いきや、手を操られていたんですね。ぬらりんは寺でこっそり手の目の催眠をかましていたのです。二重に作戦を巡らせていたと。ほんま、惚れてまうやろ

 

必殺技を突きつけられ妖怪不審が振り切れた壬生さんは付き添いを断られていたものの咄嗟の機転で現れ手首をぶった斬った猫娘の活躍(まなにやられたシーンが過っちまったよ)で間一髪助かるものの、ファンにはお馴染みのアダムスファミリーばりに蠢く手を見て更に発狂、「コレが行く先を辿れば手の目の元に着ける」という謎理論の元で場を離れる鬼太郎の背中に罵倒を浴びせ、若干水鉄砲じみた銃を取り出して後をつけます。

 

何処ぞの廃工場で対面する鬼太郎組と手の目。

当たった対象の手を操る目ん玉ビームを駆使し戦いますが、近接は余り得意でないのか距離を縮められ肉弾戦であっさり封殺。然し掌から眼球を飛ばし、鬼太郎の閉ざされた眼窩に捻じ込む事で「幻術を見せる」漫画版さながらのエグい反撃。仲間が人間共に焼き払われる映像を見せ、ショタの心を引き裂きます。「ぬらりひょん様こそ盟主に相応しい、お前ではイかれた時代を生き抜けない」と笑う手の目。

其処へ追いついた壬生ちゃん。なんか凄い武器だったらしい銃をぶっ放し、化け物おじいちゃんは弾の効果か二十世紀少年のウイルスに侵されたような異様に。日曜!朝!9時!

 

妖怪との関係性に葛藤し叫ぶ彼女に対し「僕だって共存を無邪気に信じられる訳じゃない。ただ、人間は信用出来ないが貴方は信用出来る」と口説く鬼太郎。

雪解けなるかという場面でしたが、壬生を監視していた総理の差し向けで如何にも事態をややこしくさせそうな特殊部隊が突入、一瞬空気だった手の目さんが「後続に託す」と告げ目玉を爆発させるテロ(恐らくぬらりひょんが爆弾技術を活かしてどうこうしていたのでしょう)を引き起こした事で結局有耶無耶に。入院した病室で集めた花弁をフッと吹き飛ばす壬生先生、もしかしたら色々ダメになっちゃってるかも知れません。

 

さぁ得をしたのはぬらりんで、来たる戦いへ向け嫌人思想を煽り、手の目の遺志を継ぐ者を募る檄文をばら撒きます。一本だたら、夜行さん、魍魎(はもう出ちゃってるけど見た目が魍魎)とまた強そうな連中に届いている模様。

因みに同文に目を通したねずみ男は「この世はまだらに出来てる。白黒はっきりつけてもしんどいだけだ」と一蹴。Foo⤴︎

 

政府が乗り出した事で溝の規模が益々デカくなり、国ぐるみの問題に発展して行く事を示唆するようなキナ臭いエピソードでした。作画がちょいちょい厳しかったかな

ぶっちゃけ何かしら規制する法律が出来る時の不安って過剰だったりするんですが、SATっぽい黒づくめ達がゴツい銃構えてゾロゾロ突入してんのを見る限り普通に殺る気満々ですね。まぁ1話完結レベルの案件でも人死にまくっとる上に八百八狸(妖怪獣)、名無し、西洋妖怪、九尾狐(四将)なんかは国家が明確な危機に陥って警察や軍(軍って言っちゃダメなんだっけ)にも馬鹿にならない負担がかかってる訳ですし、完全に離別するにしても共存するにしても何かしらの法整備が必須だろうとは思います。妖怪に振り回された総理が完全にキレちゃってるので内容が過激に仕上がってますけども

今、現実の社会で、ガチで「妖怪は居る」となったら、そりゃこうなるわなと。今までの対応を見るに寧ろ遅いくらいでしょう。逆に考えれば妖怪が身近で、且つ畏怖を抱かずにはいられない時代が6期世界に再度到来してる訳です。みなぎってきた

 

 

来週は遂に鬼太郎がアイドルデビューだそうで。「やった!!!鬼太郎がアイドルデビューだ!!!!!」てなった層はなんぼ程おるんでしょうね。原作ではグルメで知られるサザエ鬼先生が登場されるようです。どうなる事やら

 

 

では

 

 

('A`) < レポートめんどーーーーーーーい