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毒男と幽霊電車のようです

 

('A`) <どしたのわさわさ

 

毒男です。

今週も鬼太郎についてちょこちょこ

 

えー、ニチアサの名を借りた深夜33時帯アニメの面が徐々にめくれて来ましたね。テレビの前のお子さんの反応が気になります。

 

ぶっちゃけ二度と見るかってなっても仕方ないトラウマ級エピソードの奔流。アニメ鬼太郎ってリバイバルされる度に「当時の現代の社会問題を写し込む鏡」としての役割を果たして来た稀有な作品、と浅薄な見識で思ってるんですが、今期はもう如実というか、露骨ですよね。5期の反動かな

 

妖怪個々のキャラクターより若干そっちの方が強いんじゃないかってくらい。それに最新のアニメっぽさや深夜アニメ顔負けの残酷性やホラーも多分に含ませ……という、「鬼太郎だったらコレくらいやってええやろ」みたいなね。妖怪という創作領域の懐深さを感じます。

一期、二期に親しんだ人達はこの衝撃をもう4回味わってる訳ですから、古参のキタクラさんのメンタル化け物なんでしょうね

 

今回もそんな感じのエピソードでした。ブラック企業、いじめ、そしてソレに付きまとう人の怨念。恨みは何より恐ろしい。普通の動物さんならその内忘れるって事も、人間くんだりになるとホント、何時迄も根に持ってますからね。死んでもそうなんだろう、と思います。

 

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俺が大昔に読んだ原作の幽霊電車は鬼太郎のめちゃくちゃ私情を挟んだ仕返しだったように記憶してるんですが、アニメでは地獄流しの話と混同して一話に仕立てられるパターンが多いようです。

 

びっくりしたのは水木作品における所謂スターシステムの登場人物(手塚治虫作品におけるヒゲオヤジが分かり易いでしょうか)でお馴染み「山田」「メガネ出っ歯」の、怖い話としては一番ミソのシーンなので詳しくは言いませんが、戸板返しばりの激変。

 

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↑此の方。「3」の口や、一見土偶にも似た顔付き等水木しげるが描く「デフォルメされた人間像」は時に妖怪達よりも「水木テイスト」を想起させる材料になり得る訳ですが(勿論御大は絵で身を立てた方で有りますから普通に人描くのもめちゃくちゃ上手いです。氏が手掛けた劇画マンガを見てみて下さい)

彼の役回りは大抵冴えない小人物で、妖怪に酷い目に遭わされたり、努力が報われずに人生を嘆くのが専らです。今回の大活躍もまた、その手の悲哀に彩られたものになりましたね。

最大の見せ場ではちょっと描写がリアル過ぎて引きました。お前さっきまで水木調やったやんけ、と

 

そう言えば鬼太郎もなかなか見た目の差が激しかったですね。先も言及しましたが駅員コス姿で見せてくれた「3」っぽい口、多分今期初めてじゃなかったかな。かと思えば凄んだり「人間とは違う」事を明確に示唆する場面ではガッツリ影が入り、あたかも両生類かのような薄気味悪さを漂わせたナイスな表情に。いや緩急よ

 

話の筋立てはとても朝9時のアニメとは思えない濃厚なホラーと人間の惨たらしい死の香りが新鮮で、演出もガチガチのガチ。子供ギャン泣きやろコレってなもんでした。でもやっぱり鬼太郎ってこうじゃないとな、とも思ったり。

 

5期はストーリー自体が大転換でしたけど結末としては割とぬるめだったので、いや今回がおかしいのかな。どうも後者な気がするな。5期のパターンをエグくして更にのっけましたみたいな

あとエキストラに明らかに5期を意識したお歯黒べったりとかが出て来てて割と胸熱でしたね

 

次の敵は鬼太郎シリーズでは強敵として名高いチートスケベ野郎こと鏡じじいが久々顔見せのまなちゃんに襲い掛かります。

ある意味夢子ポジションの洗礼ですが、このテイストで行くともう自然な流れでゴリゴリにエロいシーンとか出るんじゃねぇかなと期t危惧しています。心から。

 

今回はこの辺で

 

 

('A`) < なんでもなーみん