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毒男と麻桶毛のようです

 

('A`) < ばーっにんだーぅん

 

毒男ですねん。

今週も鬼太郎の話をね。ホラーにアクション、ゲスいねずみ男に可愛い猫娘と、鬼太郎的にはとても美味しい回だったと思います。

 

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敵は麻桶毛(まゆげ)。人から生気を奪って人形にしてしまう「毛」の妖怪です。イラストはざっくり呪いの人形。髪が伸びまくり。

一応原作エピソードも有りつつ、テイストとしてはほぼアニオリ回と言っても良い出来でした。そもそも麻桶毛自体「麻桶の毛」っていう神様?妖怪?の伝承から水木御大が創作したと思われる存在なんですよね。

 

さて、日本の伝統文化を何タラとかいうペラい理由で雛人形を買いに来たまなの学校の先生に、人形のチュー月(爆笑)のセールスマンとしてねずみ男接触する所から話は始まります。

うっかり解放してしまった麻桶毛に捕食されかけ、命乞いをした結果「私を七段の雛人形として売れ」とやたら具体的な指示を受けていたねずみ男。被害者と見せかけてそもそも封印も金目の物欲しさで神社荒らしして解いてるし、麻桶毛を売った金でのうのうと牛肉弁当食ってるし、相変わらずクズです。

 

「雛祭りが近いから」という理由だけで廊下へ張り出すように設置された雛段を受け入れるイかれた生徒達、久々の登場になったショタ眼鏡ユウタくん、事件の解決に乗り出した鬼太郎(おい)、真相が発覚しブチギレた猫姉さんに囮として校舎へ蹴り込まれたねずみ男(只管に羨ましい)が次々と三人官女や五人囃子にされて行きます。突如視界に現れたり、首が回ったり抜けたり空飛んだり、当然髪も伸ばし放題と、人形ホラーらしい演出が随所に見られて素晴らしかったです。三月三日にコレをやる辺り制作陣の性格の悪さが滲み出てますね。

注目しておきたいのは「五人囃子になれるのは元服前の男子のみ」という説明がされていた事。その為、姉さんの憂さ晴らしでエサにされたねずみ男は子供の変装をさせられていました。逆に言えばその前に捕まっていた空気主人公はもう完全にショタなんですよね。元服って要は成人なんで。合法じゃなかった可能性が出て来ました。まぁ幽霊族の成長度合いは異常みたいな話もどっかで見たんで、その辺はアバウトなんでしょう。因みに一瞬で変装、もとい仮装がバレたねずみ男も「まぁ良い」つってあっさり人形にされてたんで敵側もかなりいい加減。

 

それにしてもキレた猫姉さんはマジで至高ですね。正直美少女然としてる時より良いかも知れない。ニャニャっと猫に命令を飛ばす猫姉さん。引きずって来たねずみ男を尋問する猫姉さん。襲いかかる麻桶毛に躊躇無くねずみ男人形を蹴り飛ばしぶつける猫姉さん。いやぁ、堪らん。ねずみ男になりたい。

 

そして今回最大にしてほぼ唯一の残念ポイント。

 

まなが覚醒しました。

セクハラクソ名無し野郎が身体に残して来た刻印が、まなのピンチに何かしらの術式を発動。お内裏様とお雛様で対になっていた麻桶毛の内、女雛を(多分)魂ごと消し去る世にも恐ろしい技を繰り出します。

 

えっ

て感じですね

 

通常妖怪が退治されて姿を維持出来なくなった場合は紫色の火の玉みたいな魂がその場に取り残されてたんですが、まなちゃんのマスパは最初に引きずり出された魂が光の中で四散し、その後身体が粉々になっているように見えます。「妖怪学校の先生はじめました!」の安倍先生がキレると出すヤツとか、「夏目友人帳」の夏目パンチとか、ノリとしてはそういう系統なんでしょうけどやってる事は魔王の即死魔法くらいエグい。然も復活不可。

男雛は申し訳程度に活躍しに来た鬼太郎に、髪の毛を躱す軽快なアクションの末仕留められたので魂は残留してる筈で、実質男やもめになってしまった訳です。鬼太郎を超える実績。まな許すまじ

其処んとこ本人もよく分かっていないようで、勿論納得出来る解説も無し。次回予告にはセクハラクソ野郎が顔出してたのでそろそろ動きは有りそうですが、妖怪を殺すの本当に辞めて頂きたいですね。人間はまぁ諦めつくんですが、妖怪だけはどうしてもね。勿体ない

 

作画的には何話かに一度来る横顔とかギャグ顔の描き方が丸っこくて可愛い回でした。麻桶毛も声も結構キャピキャピだったし、顔が豹変するとかもあんまり無かったし、そういう点ではジャリンコ視聴者への配慮をギリギリ一線で守ってたのかも知れません(麻痺)

あと最後、猫姉さん謹製の雛人形の中に花子さんをモデルにした思しき姿が見られましたね。そう、ヨースケくんにストーキングされていた花子さんです。そう言えば学校が舞台なのに出て来なかったな〜再登場して欲しい

 

 

お休みを挟んで、次は姑獲鳥。

では

 

 

 

('A`) < 掘氏 掘氏