DQOzはそういうことだから

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毒男の限界妖怪図鑑のようです2

 

('A`) < コンパロ、コンパロ

 

毒男やでしかし。

実は今週もクソイベント発生につきヘロヘロリンなんですが健気にもブログを更新します。プリキュアもリアタイできないこんな世の中じゃ

 

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という訳で今回のゲストは通り悪魔さん。

通り者、通り魔とも。通行人に道すがら取り憑いて心を掻き乱し、災を及ぼす厄介な妖怪です。ぼんやりしている人を狙うのだそう。

文字通り「魔が差す」状態を引き起こす…と考えれば良いのでしょうか。或る日、或る時、ふとした瞬間、ただすれ違っただけの相手に襲われる。もしかしたら次は自分が、いや、自分こそが───

その計り知れない恐怖の正体を物の怪に託した訳ですね。悪魔が憑いているに違いない、と。

 

異常行動に対して取り敢えず狐狸が憑いた天狗が憑いたと大騒ぎしていたであろう当時の「憑物」観だと人間にしてはいかれ過ぎている所業→つまり人外が関わっている!というのはまぁまぁ自然な帰結だとは思います。人類サマの発展目覚しい現代では勿論、「憑かれた」では済まされませんけどね。

科学も技術も倫理も社会構造もメディアも膨れ上がってますから。公に新聞、ワイドショーにネット、五流ゴシップ誌までこぞって「どうしてこんな事になってしまったのか」「止められなかったのか」と騒ぎ散らす光景は最早お馴染みです。

 

で、無くなりませんよね。ずっと。大昔から、そして今も尚、凶行は度々新たに表出し世間を震撼させています。

おかしい輩、なんですよ。おかしい輩と断じてしまえば終わりなんです。でもなんか引っかかっちゃうんですよ。なんか裏が有るのでは、不思議が巡っているのではと、頭を働かせてしまう。その引っかかりが、情動が、通り悪魔なのかなぁと。通り悪魔の横顔?的な?

寧ろ愛が尽き殺伐としたソサエティで穴だらけの心を抱え無機質に生きているだけの我々こそ、格好の餌食と言えるのではないでしょうか。

 

 

それとも、

既に手遅れってだけなのかも知れませんね。彼?が腕を振るうまでもなく。

ソウゾウした悪魔にさえ頼らず狂ってしまえるとしたら、我々は一体なんなんでしょう。

 

 

イラストはアナログ。非日常は常に日常に。

シャーペンシャカシャカしました。病んでて良い感じ。こういうのも描けるんです俺は。何処にアピールしてんだ

アナログのが調子いいというか、俺のイラストはデジタルの線画をパシャってアイビスペイントで色塗ってるだけなんでね。ゼロからデジタルで自分の絵描いた経験ほぼ無いです。

 

絵本や怪談、ポップカルチャーを舞台に華麗な変化を魅せてくれるだけではない、確かなリアリティを持って、人に限りなく近く存在する“妖怪”についてちんたら語ってみました。

では。

 

 

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