('A`) < んちゃんちゃ
毒男でありんす。
たぼたぼの多忙につき手短に行きたいんですが
KOCですよ。キングオブコント。観ました?
遂にジャルジャルきたか!って感じで。一安心でした。去年辛かったもんね。もっとスッとタイトル獲っても良かったよなーと思いますよ。
今日日、和牛やさらばみたいに賞レースの方が見限られるパターンも全然アリって中で13回皆勤の果てにもぎ取った王座。ようやっとです。ようやっと。挑み続けての、ですから。ミーハーと呼びたきゃ呼べ
優勝して欲しかったのはジャルジャルなんですが単純な推しはニューヨークで、こっちも暴れ回ってくれてブチ上がりました。アウトレイジのネタは悪魔的。しっかしパンツマンいじって爆死した件は風化しませんね。
妖怪図鑑は「く」まで到達。
一芸を貫き通す職人もとい職妖「クネユスリ」を紹介します。実は去年描いてageて諸事情で引っ込めたストック分からの蔵出しだったりします。
秋田県に伝わってる子です。当地では生垣を「くね」と言いまして、その「くね」を揺する妖怪が「クネユスリ」。通りがかりに道端の生垣が急に揺れてびくっとなったり、なんか明らかに風とか関係なくユッサユッサ揺れてる生垣にひえっとなった経験、ある人にはあると思いますが、クネユスリの仕業だったという訳です。
そんだけです。
ただその驚き、不気味さのみを存在の根拠とし、ずっっっとやってきてるという。或る意味非常に妖怪らしい妖怪です。
先ず名前がイイ。突出した一芸が己の存在の支え、引いては名称まで繋がってる妖怪って結構おりましてね。
天井を舐めるから「天井舐め」
垢を舐めるから「あかなめ」
枕をひっくり返すから「枕返し」
脛を擦るから「スネコスリ」
あぐと(かかと)をねぶる(舐める)「あぐとねぶり」なんて分かり易くフェチズム全開のもいます。
にしてもですよ。
くねを揺するから「クネユスリ」。この語感。ネーミング。ぐっときますねぇ
あと何故かは分かりませんが小豆を洗うような音を立てる妖怪「小豆洗い」の側に居る、ペアで現れる、とされています。クネユスリもくねを揺するような音を立てる妖怪と考えれば所謂「音だけの怪」仲間なんですが、ともあれ妖界屈指の謎CPです。
そもそも生垣ってちょい怖なんですよね。
森って怖いじゃないですか。樹に押し潰されそうな感じ、風が通ってザワザワってなる感じ。光が届く位置と届かない位置。若干受け継いでますよね。妙に背丈の高い垣なんか特に、植物が生い茂ってるフンイキとか。トトロでメイが迷子になるシーンは、白昼の死角の穏やかな不審を生垣が引き立てる好例と言えるんじゃないでしょうか。そして穴が空いてそうで空いてない、家屋と外界の境界としての機能。
まぁかなりこじつけてますよ。んな事言い出したらこの世の大体のもん全部怪しいじゃねぇかと、言われそうですが
そうなんです。
どんな場所にも人智を超えた不思議が産まれるスキ、見えない何かを想像してしまう余地が、妖怪が潜り込む影が残ってるんですよね。我々は、程度の差こそあれその闇に捉われずには居られないんだと思います。頭じゃ分かってたって、妖怪を感得出来なくたって、現にクネユスリは此処でピンピンしてるんですから。
では
('A`) < ちゃんちゃん