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毒男の限界妖怪図鑑のようです21

 

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毒男でやし。

調子どうですか? 僕はすこぶる悪いです。今入ったやよい軒の店員が外れでした。

 

プリキュアは沢泉ちゆの弟、とうじくんが頑張ってました。

とうじくん、優等生で陸上部エースで旅館の跡取りとしてもガッツリ働いている出来杉なちゆの弟という立場でスペックは年相応というコンプレックスえぐそうなキャラで胸がキュッとなりました。

ただエピソード内ではアスミに慰められたり、プリキュア状態の姉と言葉を交わしたり(お約束として正体には気づかない)、異様にガチムチのお客さんと触れ合ったりと活躍。

 

アレですよね、

強すぎる刺激に対して平静を繕う事に心を注いだ為秒堕ちこそしなかったものの翌日以降、かなりキてそうですよね。癖に。おねショタと見せかけて拗れて育ち、中学入りたてくらいでショタおねを仕掛けるも結局劣情に潰されてストレートおねショタに嵌って欲しいですね。

 

片やニジガクは、ゲームでは名前しか出て来てない彼方ちゃんの妹、遥ちゃんが登場しました。めちょかわいかったね。かすみんはずっとかわいいね

 

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図鑑、諸事情で妖怪の日企画から外れまして鎌鼬ちゃんを描きました。

かまいたち。メジャー妖怪の一角ですね。近年は同名の芸人さんがバリバリやってらっしゃいます。

 

つむじ風に乗って現れ、肌を斬りつける妖怪ですね。傷口はばっくりいかれるんですが痛みは無く、血も流れないという不気味な技を持っています。人に仇なす風の妖怪というのは意外と多くて、斬りつける系では飯綱、ノガマ、風鎌、悪禅師の風、ムチとかが挙げられます。全国区ってこってすわね。そもそもつむじ風を「かまいたち」と呼称する地域も多いそう。冬の季語だったりもします。語彙として強い。

スリーマンセルの悪神で、一人目が人間を転ばせ、二人目が斬りつけ、三人目が薬を塗っていくのだ、と説明される場合も。創作心を擽られますね。今回のイラストはストレートに武器ケモ女子で描きましたけど

 

さて、鎌鼬たそについてよく言われるのが

「旋風の中心に真空または非常な低圧状態が産まれ、皮膚や肉が巻き込まれて裂かれる」

ってやつ。創作界隈で鎌鼬、引いては「主に旋風を用いた風属性の斬撃技」が市民権を得ているのはこの説の普及による所が大きいと思われます。

 

ところがぎっちょん

 

実はだいぶ怪しいんですよね、真空説。

ぶっちゃけ疑似科学の域です。鎌鼬とつむじ風の関わりの深さを考えると一見それっぽく映りますが、そもそも人間の肌ってそんなにヤワじゃなくて、損傷させるまでのつむじ風が吹くってのはどうも考え辛いと。

妥当とされてるのは「風に巻き上げられた小石にやられた」説。寒い地域での伝承が多い点に着目して「所謂あかぎれの類だった」説も御座います。マジメですよ。

鎌鼬も真空説唱えられる度にあーはいはい、まだそのレベルねってなってるんじゃないでしょうか。大阪人にとっての「粉もんでご飯食べるんでしょ?」みたいな。

 

要は山彦パターンの、更に裏。

山に向かって発した声が返ってきた時に「山中に住む『山彦』や『木霊』のしわざだ!」と考えていたのが、「いやあれは音が斜面に反響しているだけで何ら不思議がるような事ではないですよ(メガネクイッ)」と科学的?合理的?に説明されてしまった結果、怪異性が否定された『やまびこ』『こだま』は単に現象そのものを示す言葉になっていった、的な。

「やまびこ」と聞いてパッと妖怪を想起する人がどんだけ居るかって話です。「かまいたち」も似たような状況、つまり「ネタが割れた妖怪」「解明された妖怪」の筆頭、寧ろ妖怪ではなく自然現象として認識されている方も多いかも知れませんが、実はちゃっかり人智で割り切れない部分、闇を抱えてるんですね。

寧ろ、文明を過信する人間共の半端な知識欲を利用して怪異の正体を探る無粋な目をのらりくらりと躱しつつ、真空説という新たなフィクション要素を纏って創作世界でのシノギまで確保してしまったクレバーな妖怪。にすら見えてきます。きません?

 

 

では

 

 

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