DQOzはそういうことだから

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毒男と鵺と一つ目坊のようです

 

('A`) < ブンダバー!

 

毒男やねん!

鬼太郎も二年目突入という事でね。ブログの方もシコシコ更新して行こうと思います。

 

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新たなボスキャラの一角として登場した鵺(ぬえ)。

平家物語にも顔を出し、ミステリー界隈では「鵺の鳴く夜は恐ろしい」という文句で知られ、謎多き正体の割に有名な方なんじゃないですか。まぁ謎が多いから惹かれるのかな。分かり易い姿として伝えられているのは頭は猿、胴は狸、手足は虎で尾が蛇という和風キメラです。心底不気味な声で鳴き散らし、聞くと病気になってしまいます。最悪。

2シーズン目の鬼太郎はこの鵺を初めとする極悪妖怪を追ってるみたいです。魂が消滅した猫娘を連れ戻せた事に関係しているのでしょうか。しているのでしょう話の流れ的に。如何にして蘇りを成し遂げたのかは確り説明して貰いたい。

因みにロリ猫娘は鬼太郎やまなに幼女特有の甘えスキルゴリ押しで兎に角ベッタリ。然も超素直。「鬼太郎大好き〜」とか普通に言っちゃう。妖力が戻れば体格や精神もそれに順ずるらしいですが、復活した時羞恥で悶え死なないか楽しm心配ですね。駄々を捏ねて妖怪退治について行きます。

 

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あとまさかの鏡爺が上記の目的を果たす為の情報収集係として出演。話の流れで一つ目坊もチラ見えしてたのでイラストにしときました。行方不明との事なので十中八九新キャラの餌食でしょう。合掌

 

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そして今回の真の敵。

命令を受け鵺に化けて田舎を荒らし回り、本物が都で派手に暴れる為の陽動に使われていた狢(むじな)です。誰を陽動するつもりだったのか定かではありませんが、実際に鬼太郎含む敵対勢力は釣れた訳なので作戦としては大成功ですよね。めちゃくちゃ結果論で言えば。

所謂「化ける動物」の一種ですが、新レギュラーキャラの鬼道衆青年(cvは何処にも無いイケボを持った何処にでも居る声優こと神谷浩史)に無慈悲にも吸収されてしまいました。鬼神の腕でしたっけ、簡潔に言うと「二倍ぬ〜べ〜」なんですが、其処にズズッと魂を呑み込まれてしまったんですね。すぐ死ぬ。如何にも死にそうなキャラしてたけど

 

口振りからして青年も鵺達(そもそも妖怪全般に対して殺意が高い)に狙いを定めているようです。鬼道衆って今こんな感じなんだ

謎ポーズの変身シーンと言い、厨二爆発のキャラクターと言い、シリアスにも関わらず爆笑してしまいました。心が汚れてる弊害ですね。修行が足りませんわ

 

今の所は別サイドの敵キャラって感じです。鬼太郎に私怨が有って襲う訳ではなく、同じターゲットを追う者は邪魔だから排除、的な第三勢力スタンス。敵の敵は味方が通用しないパターン。復讐系のポテンシャルだったら何回も言ってるけど美琴がダントツでしょうから、そっち出したって欲しいです。

 

依頼者の前に現れる方法とか、妖怪の生態に即して理論立てているようで安全面ガバガバな計画とか、ラスボスや敵の本丸を示しておきながら具体的な説明はしない構図とか、名無し編の1話と共通してると感じた部分も幾つか有って、「あぁ、また心臓に悪い鬼太郎が始まるんだな」という思いです。

今はただ依頼主のお爺ちゃんが鵺にやられて発症した病気が治ったのかが気になります。次で回収されるんだろうな

 

あとロリ猫の保護者役になる筈だった花子さんとはちゃんと合流するのか。ちょいちょい出番来ますよね。良いことだ

どうせ連れて行くなら現場近くの恐山の温泉にブチ込んで妖力回復を図ろうという思惑に丁度そっち方面へ旅行の予定を立てていた花子さんが噛み合ったというまるでアニメの様にご都合主義な展開ですが、兎にも角にも猫姉さん帰還の目処が立ったと判断出来ます。流石に期間限定サービスだったのかな。シーズン中ずっとロリでも全然アリですけどね(邪な目)

 

初登場時も只管お湯に浸かってたし、花子さん温泉好きなんですね。シンプルにムラッと来ました。

 

 

はい、この辺で

 

 

 

('A`) < クリスタルチールドレーン

 

毒男がM.C.Zの曲を解説するようです 24

 

('A`) < ガハハ

 

毒男でっす。

さっき新元号決まりましたね。令和。カッコよくて草

 

日を追う毎に筆が進まなくなるM.C.Zが、よ〜し、これからも精力的に活動して行くぞ〜と思ってた去年の夏辺りに携わった曲が上がったので軽く宣伝

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm34884023?ss_id=e9662e27-f176-4922-af84-72323d36f3a0&ss_pos=2&cp_in=wt_tg

 

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ネットラップの祭典、World Wide Words

らっぷびと、釈迦坊主、電波少女を始め「ネットラップ」というフィールドに所縁の有る人気アーティストが多数登場しました。また同イベントで販売されるコンピレーションアルバムから、告知と共に公開される「WE ARE THE W.W.W」シリーズはシーンを代表するトラックメイカーと多彩なMC達による力作マイクリレーで、2018年版で既に6作という、兎に角飽きっぽくてやたら飛んだり流れたり消滅したりが多いネットラップ界隈にしては息の長い大型ド安定企画です。

 

コンピの中にはマイクリレーのoff vocal ver.も収録されてまして、一番最初の2013年版から今や押しも押されぬトップYouTuberに成り果てた☆イニ☆氏を始め、ニコラッパーを中心に有志によるremixの流れが脈々と続いて来ました。顕著になってったのは2016年辺りからかな、それまでは大体1、2本だったremixが急増。2018年版はもう世は正に大remix時代ってな具合に新参古参、期待のルーキーから大御所までこぞって乗っかるビッグウェーブ

有り体に言えば「敷居が下がった」んですよね。出て来た当時は「この大掛かりなトラックにスキルの足りてない弱小ニコラッパーが乗るのは場違いだ」みたいなクッソ意味不明な風潮が見られたんですが、それを乗り越えて、赤信号皆で渡れば怖くない状態と言いますか、やっぱプレイヤーとしてやってる以上、自分が根を張っている音楽ジャンルの年間最大のイベントとなると多少なりとも思う所有る訳ですよ。

 

そして今回、遂に地獄からの使者である私も参戦と。WWW2018も遊びに行きました。内容は大体悪態。ニコラッパーとしての不満をぶつけました。

今回『主催側が』掲げてたテーマが「WWWの再定義」だったんですが、先ず一連のイベントで自分の中の何かが再定義された感が無かったんですよね。公式サイトとは別にネットラップの総合ポータルサイトみたいなのが発足したんですが、其処で投稿されたコラム

 

http://worldwidewords.jp/article/291

 

にWWWの出演者が公然と異を唱えたり、そもそもネットラップに対する態度や考え方がてんでバラバラじゃねーかっていうのが始まる前から丸出しで、再定義も何も端から定義が成されてないんだよな…って白けちゃう場面が何回か。現地はただただ、楽しいライブって感じでした。でもそれは別に毎週末どっかでやってますし。

 

善良なネットラップリスナーとして色んなアーティストの「ネットラップ」を追っかけて行くのは吝かではありませんが、そういう曲って既に幾つか作ってるんですよね。然もWWWに寄せて。

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm31670490?cp_in=wt_mllst

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm33203315?cp_in=wt_mllst

 

だからって訳でもないですが、remixは折角の機会という事で我を押し出しまくってみました。つまり地獄からの使者として書いたverseです。

更に因みむと本格的に燃え始めたのがアカペラ提出後だった為、曲中では触れなかったゴタゴタが少し…

実は俺ダブルブッキングだったんですよ。違う主催者さんからも縁有ってオファー頂いてたんです。こっちでブツクサ言うてる分彼方に用意してたverseは対比で現地レポートっぽく書いて、全体として俺的にはバランスが取れる算段でした。勿論許可取ってね。

ところがギッチョン、トップ同士で私とは違う人へのブッキングで揉めまして、挙げ句の果てにDIS曲まで出る始末。アンサーが返され、アンサーのアンサーが来た所でbeef自体は終わったんですが因縁ちゃ因縁ですよね。俺の話も多分その影響で無くなっちゃいました。

下の曲でチョロっと弄ってます。難しいねぇ(´-ω-`)

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm34068144?cp_in=wt_mllst

 

さてさて

ニコラップは既に「ラッパーとして売れたい人達が技を磨き合うネット上のアングラ」的な意味でのネットラップ要素と完全に反りが合わない所まで来てると思います。人が居なさ過ぎて。

で、トップランナーの方々が跳ねるか跳ねないかで頑張ってる間にネットラップそのものが勢いも目新しさも失い、かと言って文化として顕彰される訳でも更新されて行く訳でもなく、始まる前に終わったコンテンツ化してったような気がします。当時界隈を賑わせていた才能マンや化け物達はどんどん勝手に羽ばたいてくか引退状態です。「其処で活動する旨味が殆ど無い」「敢えて其処を愛してくれる捻くれ者に存在を依拠せざるを得ない」場所はもうシーンと呼べるか怪しくないですか。

ネットで音源を発表するだけじゃ今日日個性にもなりませんし、態々それをレペゼンしてもキョトンでしょ。スキルは抜群なのに「俺ネットラッパーなんですよ」つって湧くのは身内と一部のサブカル上級者のみ、「ニコラッパーです!」は論外、「ネットラップって何?何処で聴けるの?」と聞かれてズバッと答えられる人間は現在どのくらい居るのでしょう。

俺は内心上記のポータルサイトとかが積極的に動いて、情報発信だったり熱かった頃のネットラップのアーカイブだったりやってくれたら凄く有力な「定義」として君臨するんじゃないかと期待してたんですが(その為に作ったんだとさえ思っていた)イベント終わったらうんともすんとも言わなくなりましたし、誰かの理想と誰かの現実とでかなり距離が産まれてしまったように感じます。

WWW2018に辿り着いた結果それがもう、改めて有り有りと突き付けられた気分でした。主な活動場所はサンクラ、TwitterYoutube他に移行して、特定のアーティストを追っかけてる人達はニコ動に常駐して「ニコラップ」タグに張り付くなんて事は先ずしないじゃないですか。マイクリレーもようつべのが伸びてるしね

 

誰も読まないからって頭に浮かんだ順からダラダラ書きましたが、まぁ成るように成ってるんでしょう。一瞬でも全員が同じベクトルでネットラップに取り組んだ時期が有ったかと聞かれれば疑問ですが。

因みにM.C.Zはもう「シーンの癌でありたい」って言っちゃってるのでお終いです。今回はそういうラップをしました。乙

 

 

('A`) < タイガーステップする〜よ〜

 

毒男と名無しと真名のようです

 

('A`) < さよなら さよなら さよなら

 

 

毒男なんですってよ。

何一つ人間らしい活動をせず埃を食って生き長らえるような怠慢ライフを謳歌してます。今週も鬼太郎について考えていきましょう。遂に名無しの正体が明かされましたね。

 

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イラストはノツゴ。唐突にアイキャッチで登場しTLをザワつかせました。

足元に纏わり付いて人の歩行を妨げる妖怪で、捨てられた赤ちゃんが成った存在とも言われています。両親からの愛を受ける事無く、憎しみのみを吸い取って産み落とされ結果あんな仕上がりになってしまった「名無し」の出世に絡めたものなのでしょう。

 

今回は所謂「解決編」ですよね。第1シーズン通して暗躍して来た名無しとは何者なのか、という最大の謎が明かされます。

ネタバレ半分、勝手な解釈半分で書いておくと、名無しは「人妖が今より近しかった時代にタブーを犯して交わってしまった人間(まなの先祖)とやたらイケメンな鬼の間に出来た忌み子が、まともに生を受ける前に処刑された二人の身体から滲み出た涙だか憎悪だかを媒介に具象化した?みたいな子」でした。敢えて種類分けするなら怨霊、という事になるのでしょうか。

 

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両親の死後、屍から誕生するという構図で思い出すのは勿論、鬼太郎ですよね。ズクズクの身体から目玉だけで飛んで来た親父さんのお陰で多少歪な形とは言え愛情を受けられた鬼太郎と、野に放たれたまま悪感情を吸い込み続けた名無し。

 

人と妖怪の狭間に産まれた何方にも属さない立場、として浮かび上がるのはねずみ男。序盤に登場するとかなりバイオレンスな手法で鬼太郎を叱咤します。具体的に言うと蹴り倒して伸し掛かり笑いながら首を絞め、衝撃と苦痛を与える事で即時的に父を喪った悲しみを希釈するという薄い本も真っ青な急展開。でもそれで主人公の自覚を取り戻した訳ですし、流石は正妻って感じですよね。曲がりなりにも誰かとの繋がりを得て来たねずみ男と、誰とも感情を遣り取りせず人妖両サイドを呪って来た名無し。

(まぁ容赦も躊躇もせずに他者を利用する外道スタンスは普段から共通して見せつけられてるんでいきなりネズミだけ尤もらしい事言ってもなぁとは思いましたが)

 

気を取り直して暴れ回る巨大な怪物の体内に侵入した鬼太郎は先に取り込まれていたまなと再会、殺気増し増しの陰陽パワーを受け止めて誤解と憎しみを乗り越えた後、名無しの本体に辿り着いて上記の過去を知ります。

「名無し」と「まな(真名)」の対比から、まなによる名付け作業まで綺麗な流れ。ラストは妖怪と同じく魂状態で浄化されてました。やっぱりまなのバブみは最強なんや。俺はマジで絶対に許さんからな

 

人と妖の境界を何処に置くかってのは妖怪が出て来る作品の大命題です。

6期鬼太郎にも今回の鬼を始め白山坊、石妖等「人間と妖怪との恋物語」が幾度かテーマに採用されています。群衆が名無しから逃げるシーンでは雪女&熱血漢カップルも登場してました。彼女達は何とか上手くやってくれればなって感じですが、じゃあ縦しんば出来ちゃったらどうするのって話ですよ。

俺はマジで絶対に許s倫理規定や妖怪への態度がユルユルな6期の現代社会では名無しの時のように責められる事は無いのかも知れませんが寿命の差はどうしようもないですからねぇ

 

感想としては取り敢えず、着地が出来ただけで一安心です。急ぎ足なりに演出やキャラクターの活き所も美味しかったと思います。

ただ、もっと丁寧に時間の経過を匂わせて欲しい場面が多かったように思いますね。30分に収めるには要素が多過ぎた。ぶっちゃけ西洋妖怪編もっと削ってこっちに回しても良かったんじゃないでしょうか。優先度的に。説明急ぎ過ぎ、鬼太郎立ち直るの早過ぎ、まな妖怪許すの早過ぎ、人間と妖怪あっさり結託し過ぎ(共通の脅威を目の前にしたとは言え)、

 

猫娘簡単に復活し過ぎ。然もロリロリになってるし

 

猫娘を黄泉がえらせる」

という字面を見れば、実は色んな漫画を追っている人間としては結構熱い展開で、人気キャラの猫娘が復活して然もロリ化っていうのはまた別な意味で激アツなんですが、そんな楽々地獄から連れ戻せるなら

 

え、耳長は?

 

って思わざるを得ないんですよね。

まぁ、猫娘は日本の妖怪で鬼太郎とも昔から親しく、閻魔様が諸々の事情を汲んでくれたのかも知れませんけど、其処の場面がごっそりカットされちゃってる以上今の所知る由が無い。これから回収されるかも微妙ですし

 

よくよく考えたら名無しは偶に現れる黒幕ポジションってだけで謎に関するヒントが小出しになってた訳じゃなかったんで、拾うべき伏線は元々多くなかったとして、それでも地味に取り零してますよね。初っ端も初っ端の1話で使ってた逆五芒星印の悪魔の矢は何だったんだとか、あのDOPEな謎呪文は結局どういうアレだったのとか。拝み屋成分を匂わせたかったのかな。

もう少し話数をかけて貰えたら細かいエピソードが見れたのかも知れません。どうだろ

 

まぁ何や彼やで「名無し編」は収束、来週から堂々の新章突入です。きな臭いオリキャラもどんどん公開されてますし、また新しい鬼太郎の形を楽しみに待ちたいですネ。

 

 

では

 

 

('A`) < ませかばまし

 

毒男と畑怨霊のようです

 

('A`) < るんぱっぱ

 

 

毒男でっしゃろ。

プリキュアすっげー良いですよね。ポップでキュートでぶっ飛んでる。心の中の女児が大喜びです。やっぱり皆んな心の何処かに幼女を住まわせてるんですよね。

反対にどんどん悲壮感を増して行く鬼太郎の話をします。朝9時からガンガン流血沙汰。言うて毎回朝からチンポに運動会させてるんでアレ

 

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イラストは昭和頃の妖怪図鑑が産んだスターの文字通り一角、畑怨霊(はたおんりょう)です。

人妖の対立が深まる中で、やられる前にやっちまえ派の筆頭、顔役として登場しました。出自が出自なだけに割と目立つザコ敵の扱いが多かった印象なんですが、今回は既知の間柄らしい鬼太郎と対等に論陣を張り妖怪狩りが行われている現状を突き付け、目玉親父の説得にも静かに耳を貸し、殺気立つ仲間を抑えて忠告を残しつつも一時的に撤退、という強キャラ感ムンムンの美味しい立ち位置。良かった。良かったね畑怨霊

 

さて、明確な敵としては勿論ド腐れ名無しなんですが、実は拝み屋の血筋であった母親(例のマスパはこの辺の伏線か)を喪った、若しくは喪いかけているまなと猫娘を殺された鬼太郎、同時進行で名無しが操る巨大メディアから「妖怪は危険」と植え付けられ暴徒と化した6期お馴染みの自我ゼロ屑人間共と妖怪達との確執が主に描かれました。

豆腐小僧へパイナップル片手に迫るフルーツヤンキー。

 

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シリアス回に有るまじき濃ゆさのモブですね。スタッフの内部分裂が疑われます。

取り敢えず状況は悪化するばかり、冷静で居られないまなと鬼太郎はすれ違ったまま互いの非を責めるだけで話し合いにならず、遂には憎しみを吸い上げパワーアップを遂げた名無しがまなを媒体にした術式を完成させクソデカ赤ちゃんフォルムへメガ進化。

シンプルにキショい。然も強い。目玉親父が恐らく界隈を震撼させたイケメンフォルム以来の指鉄砲を放ち劣勢の息子を逃がすも圧倒的体格差の掌に押し潰され、何も出来ず絶叫する鬼太郎…という場面で幕。頭から食われたりペタンコにされたり餅にされたりしても余裕だった親父さんがあの程度で死ぬとは正直思えませんけど、なかなかに衝撃的なラストでした。

 

危篤の母を前に慟哭するまな等、兎に角泣きまくり叫びまくりの回。バッドエンド臭がエグいですね。

そして何より、憎悪に呑まれた結果判断能力が下がり、普段の重役出勤→美味しい所だけ掻っ攫って行く主人公補正ゴリ押しスタイルが仇になったか、肝心な勝負で戦力にならない鬼太郎の「未熟」な面が剥き出しになりましたね。ショタみに止まらず、精神面が徹底して「幼い」鬼太郎。

家族を亡くす恐ろしさを知っている彼なら、もう少しまなを慮った態度を見せてくれても良かったのかな、とは感じつつ、今期の鬼太郎はやたら冷めてて達観してる面と、急にスイッチ入って激昂する面が或る意味不安定な分、沸点の推移をどう描くかって割と大事だと思うんですよね。「鬼太郎の成長ストーリー」として見た場合は特に。

更に個人的な願望を書いとくと、やはり鬼太郎が「救えなかった」キャラクター達に此処ぞのキーパーソンとして再登場して欲しい。と言うか美琴ちゃん(おどろおどろの娘)に背中から刺されて欲しい。1話完結に託けて貯めに貯めた蟠りが爆発して、大っぴらに妖怪vs人間の構図が幅を利かせるディストピアを産んだような気もするんですよね。土壌というか、世界観が。引っくり返すとしたら鬼太郎なんでしょうが、あのザマですし。

 

 

とまぁ、素人が足りない頭をシコるだけでも色々勘ぐれちゃう訳でね。何れにせよどう展開して落とし前を付けてくれるのか見ものです。

ただ、ぶっちゃけ6期の傾向的にこのモヤモヤを超えるカタルシスは期待し難いかな…

 

因みに名無しは「調布から百鬼夜行が湧いて社会に災いを齎す」とかいうリアルだったらムーも苦笑いなトンデモ言説で人々を踊らせましたが、過去「ひゃっきやぎょう」と「ひゃっきやこう」、何方で読むかが極一部の好き者達の中で論争になった事も有りちょっとした話題に登りました。名無しは「ぎょう」読みだったのでとことん俺とは相容れぬ存在です。マジで許さんからな貴様

 

 

では

 

 

('A`) < ぶらぁ

 

毒男と姑獲鳥のようです

 

('A`) < げっだん!

 

毒男でおまんがな

久々の鬼太郎。今回からは何やら新シリーズ、というか名無し絡みのストーリーがいよいよ佳境を迎えるようです。

 

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今回のゲストは姑獲鳥(ウブメ)。鬼太郎だと赤ちゃんを攫う不気味な怪鳥ですが、怖い話では下半身血だらけで赤ん坊を抱いた亡霊の如き姿が一般的です。

此方は産女と書いたりもします。その辺のイメージがゴチャついてる妖怪の有名例ですね。京極夏彦から知った方も多いのではないでしょうか。狂骨、魍魎辺りと並んで京極チルドレンと呼ばれています。私に。

 

 

シリーズ序盤で封印解いちゃう要員として活躍していた迷惑youtuberチャラトミが登場。

流行りのメッセージアプリを使った動画配信で妖怪を取り上げ人気を博します。失敗経験を娯楽に昇華するエンターテイナーの鑑。説明でサラッと出て来る「誰でも妖怪が見えるようになるアプリ」が気になって仕方ないんですが

 

そして或る意味主役、まなのストーカーこと名無しおじさんも登場。相変わらず初心者のトラップくらい聴き取りが難しいDOPEな台詞を綴ります。「オメガメガ〜」はもうスタッフの悪ふざけやろ

 

姑獲鳥自体は睫毛みたいなのが生えてて、声も仕草も超可愛いし「姑獲鳥ちゃん…」って感じでした。同時進行の諸々が兇悪だったのもあって癒し要素として機能しまくってましたね。子攫い稼業に興じてた所を叩かれ一度は改心したのに、赤ちゃんを車内放置して重症負わせたボケナス不倫女に濡れ衣着せられるわ、その所為で妖怪を敵視する人間達にやたらあっさり捕まえられてボコられかけるわ、すげぇ損な役回り。不憫かわいいよ姑獲鳥ちゃん

 

一時はネット発信のブームを巻き起こした妖怪も(前もこんな事有ったよね小豆トリオで)心無い人間の浅はかな行動で産まれた「結局交われないんだ」的な空気に呑まれ急激に下火に。美人秘書を従えて、これ以上無い程に黒幕臭をプンプンさせる(顔出しせずにパソコンから指令を送ったり)件のメッセージアプリの経営者「ジョン・童」による操作が有ったにせよ6期はやっぱりロクな世界じゃないですね。掌ドリルしてる連中は全員3年A組を履修しろ

 

そんな状況に忸怩たる思いを抱いていたのが猫娘。人との向き合い方を改めて考え始めた鬼太郎を慮り続け、同時に原作時代から人間と非常に近い距離で生活して来た自身の境遇に付き纏う責任感が伸し掛かって来ます。何時もは支え合っているまなからの助言も撥ね付け、あら〜^キャンセルした上で真相を探る為に動き始める姉さん。嫌な予感しかしねぇ

 

チャラトミに馬乗りになって(そこ代われ)聞き出した情報を頼りにジョン・童の元へ向かい、如何にも悪の本社っぽい其処で待っていたのは突然出現した謎の敵からの奇襲。キレキレの戦闘の後切り裂いた相手はなんと

 

 

 

「新しい勤め先で秘書として働いていた」まなのお母さん。

 

 

 

 

予測可能回避不可能な最悪のパターンですね。

 

何故か駆け付けてしまった(ビル群を飛び越えて移動していた猫娘に大して遅れを取っていない驚異の俊足)まなは現場を目撃、血の海に倒れる母親を前にパニック状態に陥ります。狼狽する猫娘が弁解をと接近して来た所に先々週のエピソードで麻桶毛を粉砕した名無し印のチャクラが発動。マスパに貫かれた猫姉さんが斃れた所で衝撃の幕引き。

何がヤバいって、前回の記事でも考察しましたが、まなの能力は本来退治された後も此岸に残る筈の妖怪の根源を成す妖気?魂?みたいなのを消滅させているので、西洋妖怪編で狼男の手にかかった耳長達と同様に、猫娘も今話で退場となる可能性が有ります。普通は死なないお化けが「死ぬ」描写が為されたと考えられる訳ですね。

準レギュラーって言うか、ぶっちゃけ6期で一番話題性と人気を持ってるキャラクターだけにかなり思い切ったなぁと。そして流れが早い早い。お母さんかーいからの流れるように猫娘貫通ボム。アレかな。ちびっこ視聴者はもういいのかな。

 

普段通りの1話完結エピソードと見せかけて急転直下でかなりショッキングな展開がブチ込まれて多くの視聴者は度肝を抜かれた事でしょうが、こう考えてみると「普段通りの1話完結エピソード」が如何にとっ散らかしてるかって事ですよ。妖怪が社会に露出する機会も、(妖怪を生き物と考えた場合の)根本的な違いが人間との溝を産む事件も幾らでも転がってた訳で、それが全部ウヤムヤになってるとはとてと思えないんですけどね。

さら小僧回のオチなんかアレ、テレビ番組で殺人シーンが流れたんだとしたら、今回平然と岸涯小僧と遊んでた子供ヤバ過ぎでしょ。世論に流されるにしても限度が有らぁ。姑獲鳥ちゃんに罪なすりつけたゴミクズ不倫女は万死に値しますが飽くまで赤ちゃんは「重症」ですから。いやこれまでどんだけ死人出てんだよって。

 

とまぁ、色んな意味で不穏要素盛り盛りですが消費者としては今後の展開を見守るだけなんでね。来週を待ちたいなと

 

 

あとジョン・童の事声質だけでぬらりひょんだと断定して観てたんですけど普通に思いっきり名無しでしたね。裏ボスポジションとは言わないまでもどっかで出演して欲しいです。折角2年目決まったんだし

 

 

では

 

 

 

('A`) < ああん

 

 

毒男と麻桶毛のようです

 

('A`) < ばーっにんだーぅん

 

毒男ですねん。

今週も鬼太郎の話をね。ホラーにアクション、ゲスいねずみ男に可愛い猫娘と、鬼太郎的にはとても美味しい回だったと思います。

 

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敵は麻桶毛(まゆげ)。人から生気を奪って人形にしてしまう「毛」の妖怪です。イラストはざっくり呪いの人形。髪が伸びまくり。

一応原作エピソードも有りつつ、テイストとしてはほぼアニオリ回と言っても良い出来でした。そもそも麻桶毛自体「麻桶の毛」っていう神様?妖怪?の伝承から水木御大が創作したと思われる存在なんですよね。

 

さて、日本の伝統文化を何タラとかいうペラい理由で雛人形を買いに来たまなの学校の先生に、人形のチュー月(爆笑)のセールスマンとしてねずみ男接触する所から話は始まります。

うっかり解放してしまった麻桶毛に捕食されかけ、命乞いをした結果「私を七段の雛人形として売れ」とやたら具体的な指示を受けていたねずみ男。被害者と見せかけてそもそも封印も金目の物欲しさで神社荒らしして解いてるし、麻桶毛を売った金でのうのうと牛肉弁当食ってるし、相変わらずクズです。

 

「雛祭りが近いから」という理由だけで廊下へ張り出すように設置された雛段を受け入れるイかれた生徒達、久々の登場になったショタ眼鏡ユウタくん、事件の解決に乗り出した鬼太郎(おい)、真相が発覚しブチギレた猫姉さんに囮として校舎へ蹴り込まれたねずみ男(只管に羨ましい)が次々と三人官女や五人囃子にされて行きます。突如視界に現れたり、首が回ったり抜けたり空飛んだり、当然髪も伸ばし放題と、人形ホラーらしい演出が随所に見られて素晴らしかったです。三月三日にコレをやる辺り制作陣の性格の悪さが滲み出てますね。

注目しておきたいのは「五人囃子になれるのは元服前の男子のみ」という説明がされていた事。その為、姉さんの憂さ晴らしでエサにされたねずみ男は子供の変装をさせられていました。逆に言えばその前に捕まっていた空気主人公はもう完全にショタなんですよね。元服って要は成人なんで。合法じゃなかった可能性が出て来ました。まぁ幽霊族の成長度合いは異常みたいな話もどっかで見たんで、その辺はアバウトなんでしょう。因みに一瞬で変装、もとい仮装がバレたねずみ男も「まぁ良い」つってあっさり人形にされてたんで敵側もかなりいい加減。

 

それにしてもキレた猫姉さんはマジで至高ですね。正直美少女然としてる時より良いかも知れない。ニャニャっと猫に命令を飛ばす猫姉さん。引きずって来たねずみ男を尋問する猫姉さん。襲いかかる麻桶毛に躊躇無くねずみ男人形を蹴り飛ばしぶつける猫姉さん。いやぁ、堪らん。ねずみ男になりたい。

 

そして今回最大にしてほぼ唯一の残念ポイント。

 

まなが覚醒しました。

セクハラクソ名無し野郎が身体に残して来た刻印が、まなのピンチに何かしらの術式を発動。お内裏様とお雛様で対になっていた麻桶毛の内、女雛を(多分)魂ごと消し去る世にも恐ろしい技を繰り出します。

 

えっ

て感じですね

 

通常妖怪が退治されて姿を維持出来なくなった場合は紫色の火の玉みたいな魂がその場に取り残されてたんですが、まなちゃんのマスパは最初に引きずり出された魂が光の中で四散し、その後身体が粉々になっているように見えます。「妖怪学校の先生はじめました!」の安倍先生がキレると出すヤツとか、「夏目友人帳」の夏目パンチとか、ノリとしてはそういう系統なんでしょうけどやってる事は魔王の即死魔法くらいエグい。然も復活不可。

男雛は申し訳程度に活躍しに来た鬼太郎に、髪の毛を躱す軽快なアクションの末仕留められたので魂は残留してる筈で、実質男やもめになってしまった訳です。鬼太郎を超える実績。まな許すまじ

其処んとこ本人もよく分かっていないようで、勿論納得出来る解説も無し。次回予告にはセクハラクソ野郎が顔出してたのでそろそろ動きは有りそうですが、妖怪を殺すの本当に辞めて頂きたいですね。人間はまぁ諦めつくんですが、妖怪だけはどうしてもね。勿体ない

 

作画的には何話かに一度来る横顔とかギャグ顔の描き方が丸っこくて可愛い回でした。麻桶毛も声も結構キャピキャピだったし、顔が豹変するとかもあんまり無かったし、そういう点ではジャリンコ視聴者への配慮をギリギリ一線で守ってたのかも知れません(麻痺)

あと最後、猫姉さん謹製の雛人形の中に花子さんをモデルにした思しき姿が見られましたね。そう、ヨースケくんにストーキングされていた花子さんです。そう言えば学校が舞台なのに出て来なかったな〜再登場して欲しい

 

 

お休みを挟んで、次は姑獲鳥。

では

 

 

 

('A`) < 掘氏 掘氏

 

毒男がM.C.Zの曲を解説するようです 23

 

 

('A`) < 後ろからはなんにも来ない!後ろからはなんにも来ない!後ろからはなんにも来ない!

 

 

毒男です。

M.C.Zが一枚噛ましてもろた曲を上げたので、それに纏わる諸々を書いておこうかなと

 

 

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https://sp.nicovideo.jp/watch/sm34687234?ss_id=523f5895-c8f8-4128-950c-b8a40ad21753&ss_pos=4&cp_in=wt_tg

 

 

「emojirap infinity」

 

サムネは勿論手描き。今回かなり凝った作りの動画になってます。俺が力を入れたって事は即ち「見辛い」という事ですね

 

ネットライム、ネットラップの黎明期から活動されているガチレジェンドにして、押韻において界隈、と言うか全宇宙でトップクラスに秀でている生命体であり、韻の神と言うかもう概念としての「韻」そのものではないかと噂されているSIXさん発信の企画。

当ブログで幾度となく述べてますが冗談でも何でもなく、韻が硬いとか長いとか多いとか、そういうラッパー次元の問題に苦心しているのが馬鹿らしくなるような、一種の「畏怖」を抱かせるレベルの韻を呼吸するように吐く方です。加えてテキスト、口頭での韻文の表現に関する探究心がどうかしてまして

 

絵文字のみでラップのリリックを表現する「emojirap」

 

https://twitter.com/1mc0dj/status/990213402722058241?s=20

 

その派生形、四角の隅に配置された絵文字を順番に沿ってラップし続ける恐怖のクアドラスロン「emojirap square」

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm33833682?ss_id=343e70a5-ee10-4066-b2b1-7796b716cb53&ss_pos=2&cp_in=wt_tg

 

そこへ更に魔改造を加え、∞形にループさせた絵文字五つを元にリリックを書く「emojirap infinity」と、バケモノを次々世に解き放っておられます。例え経緯を知っていたとしても、何なら実際に参加している自分でさえ意味がよく分かっていない究極の変態アンセム。正に此の世の無間地獄とでも言うべき様相を呈している訳であります(SASUKEの古舘伊知郎フロー)

然も、前二作のマンツーマン体制から今回は2ch crewより、これまた押韻巧者且つスキルにも定評が有るぺーたさんをお迎えした盤石の布陣。このサプライズにはsquare以降、絵文字に飢えていた全国0万人のemojirap難民もニッコリ

 

変態が変態を引き連れ変態ルールの変態アンセムに取り組む端から端まで変態まみれの変態制作でしたが、タスクやら課題やらでキュウキュウな上に最近めっきり筆が遅くなってしまった俺が何故かこれはすんなりと書けてしまい、リリックが揃うのは異様に早かったと記憶してます。

トラックはSIXさんが用意してくれて、録音が早かったのはぺーたさん。構成でややマゴつき動画にも手間取りましたが、通して見ればかなりスムーズに進んだ方かなと。最近マジでラップ考えるのが全然楽しくなくなって来てたので

 

因みに「どの絵文字を使ってラップするか」ていうのは自分で決めてません。

俺とぺーたさんは、SIXさんから適当に指定された絵文字と順番に忠実に従って作詞してます。企画の根幹となるルールであり、唯一にして最もキツい縛りですが、絵文字から文字のリリックに起こす過程を各々が担う事でハード面ではライムやフロー、小節数(此処がバラバラだったから構成と言うかトラックの尺との折り合いが難航しました)、ソフト面だと言ってる内容に加えて、如何に絵文字の要素を織り込むか、どれだけ使用頻度を上げ∞の回転数を稼げるかは個性とセンスが問われる所ですので、其処で或る程度の自由は担保されています。てか其処に自由を感じるくらい麻痺してた方がemojirapし易いです。後続は参考にして下さい(´∀`)

 

まぁキツいキツい言いつつそもそもが良くも悪くも緩くてスーパーフリーな環境での曲作りなので、規定の絵文字や順番から逸れる「例外」は割と存在します(主に俺がやらかします)。

今回だとSIXさんから発注されてた絵文字リリックは元々

 

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コレだったんです。分かりますかね、真ん中の。

雪なんですよ。🌨。媒体によって表示されるされない有るでしょうが、「雲から雪が降ってる絵文字」なんですね。それを私、勘違い致しまして。「雨の絵文字」だと思い込んだまま44小節書き上げちゃったと

 

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てな経緯で当初の雪(🌨)から雨(🌧)マークに事後編集が成されております。厚労省も真っ青やで

序でに、SIXさんの絵文字リリックは俺が何となくで選んだやつです。

 

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或る意味共作ですね

 

楽曲的な話をすると、他のお二人が俺と比べてダンチに安定してるのでM.C.Zパートは散らかしても大丈夫だろう、という傍迷惑な確信は常に持ってました。

具体的に言うとガヤとか発音の崩し方とか、何処からネタを持って来るか、とかね。あと一人マイクリレーにも繋がる所ですが奇妙な声色。こういう要素ってウケる人にはウケつつ往々にして場の空気を微妙にしがちなんですが、今回は多少変な事しても良いかな〜みたいな、気楽な感じでrecに臨めました。因みにア「ミニ」ズムはガチミスです。死

ただ、くろたまこは元々ちょっとオフビート気味に詰め込むスタイルなのに対して(M.C.Zの中でも出番が少ないんでまだ確立してる訳ではないですが)トラックが超ノリノリで、コレ現時点の俺のスキルで外し過ぎると単に乗れてない人になるなと思ったので、多少補正してます。如何にも意識してコントロール出来る風に語ってますが、出来ません。

 

結果は予想通り、もとい予想以上のドラマティックな展開に。

一番手のつもりで仮音源を録った際テンションが変なゾーンに行っちゃって、元ネタ繋がりから某傑作ニコラップ

 

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm24815513

 

へのリスペクトで自分のverseが終わった後の数小節分ケツに「ゴーストバスターズ!」ってシャウトを入れてたんですが、この遊びがhookだかbridgeだかとして採用されてしまうんですね。ぺーたさんは同じ要領でシャウトする合間に「ゴーストバスターズ」で踏める気の利いたライムを追加。SIXさんに至ってはトラックの構成を引き延ばしてinfinity部分とは関係無く「ゴーストバスターズ」の韻のみでバキバキにかました魂のラップを32小節放り込んでくれました。同時に録音前の段階で既に「長くね?」と懸念されていた本作が6分超えの巨編になる事が決定。一番最初に長さに言及していたのは誰であろうSIXさん。何をやっているんだ

 

折角なので俺も、感想を言い合う流れでぺーたさんが掘り出した「泳ぐ音楽家」という、自家リリック内の意図せず踏めていた(これ書いた時トラック決まってなかったので、頭にはゴーストバスターズのゴの字も有りませんでした)単語で帳尻を合わせて後追い。特に押韻スキルが飛び抜けてる方々と交流してると、この手のラッキーは珍しくないです。

からしたらワガママ聞いて貰えたって感じで、斜め上の提案に対して遥かにぶっちぎった答えを、ほぼノーインターバルで投げ付けて来る辺り流石としか言い様が無かったですね。

 

引くくらい長文ですね。大丈夫ですか、顔色悪いですよ。

動画で使用したサムネはシャウトと同じく元ネタに強烈なインスパイアを受けながら、企画主であるSIXさんの「人外」「怪物」「ヒト社会に紛れ込む宇宙規模の狂気」「認識を超えた恐怖」「触手いっぱい生えてそう」というイメージ(酷い)と、ラップミュージックと言うよりはパニックホラーにジャンル分け出来そうな傑作からの引用。

 

https://t.co/Vcks1fm7Ha?amp=1

 

本編も歌詞の見え方が三者三様に映るよう工夫しました。前作(square)と比べて絵文字をどう使ってるかを示す技術が上がってる気がしています。恐ろしく潰しの効かない技術ですね。

無印の「絵文字で伝わるリリックを書く」コンセプトから「所定の絵文字をどう捻ってリリックに変換するか」の競技へ変遷してるという認識に立って、歌詞は申し訳程度ながらマトモに表示(但しSIXさんのゴーストバスターズ部分は本来のemojirap的な色が強いのでグッと不親切にしてます)。特にくろたまこ君が聴き取り難さの権化みたいなラップしてるしね

 

俺の場合、先ず基本動作(スマホのお絵描きアプリで歌詞入れした静止画を大量生産→PCに送って完成した曲と併せWindowsムービーメーカーに読み込み→一枚ずつ切り替わるタイミングを調整、というクソ能率脳筋人力デジタル紙芝居録画方式)がどう考えても最適解ではない以上、幾ら磨いた所で知れてるっちゃ知れてるんですが、この手法的には一つの到達点、代表作と言っても良い出来でした。正直今の感じで十分満足してます。向上心ゼロです。使い方が分からんのよ、おじいちゃんだから

 

その分埋め合わせじゃないですけど特に今回は、挿入する画像への拘りに無駄な持ち味が発揮されています(当社比)。

アウトロでバーッと流した数字はSIXさんが1日1曲という破滅ペースで曲を発表するイカれた企画「日刊SIX」の、1曲毎に「これが何作目か」を示すカウンターとして添付されていたジャケット画像から、M.C.Zとぺーたさんが関わってるナンバーを拾えるだけ拾って来たものです。コラボ曲だったりTwitterにしか上がってない曲だったりして見つけられなかった欠番ジャケットは、既存ジャケットをコラージュして手作りしてます。

 

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実はそんな日刊SIX、昨日を以て一年間完走を成し遂げると共に堂々最終回を迎えました。

ニコ動への投稿はチンタラしてたら日付を跨いでしまいましたが、「emojirap infinity」は日刊SIX的に一昨日発表された364号になります。SIXさんはこれが最後の日刊レコーディング、という事で先述の気合満々な追いライムに繋がったらしいです。にしてもおかしいですよ

 

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「364」のジャケットも動画を練る時にはまだ入手出来ない状態だった為(普通に頼みゃ貰えたんじゃねぇか)コラってます。infinityが日刊に収録されるのは予め知らされてたんで、それを踏まえて364から客演陣の関連曲でカウントダウン、ラスト1日は最後の審判に備えよって意味を込めて「00001」を刻みました

 

 

 

 

 

ってドヤる予定が、途中で何故か数字を数えられなくなったみたいで「225」→「136」→「197」という矛盾演出にさっき気が付きました。詰め甘っ

 

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ネットに曲を上げ続ける事、実に365日。活動場所はサウンドクラウドの無料アカウントを二つ使い潰した後、hearthisとかいうSIXさん以外に日本語圏のユーザーが居るのかも怪しいドのつくアングラサイトへ移行。途中、体調不良等で幾度か中断の危機を迎えたもののSIXさん作詞のリリックを他のラッパーが曲に仕上げる代読や代理投稿で記録を繋ぎ、粛々と更新されて行く量と質の暴力に、我々はただ呆然と蹂躙されるのみでした。

 

邪神の押韻、異形のアイディア、それを現実にしてしまう地力。何よりも、才能と鍛錬だけでは説明が付かない「狂気」に裏打ちされた荒業の足跡。誰の追随も許さず、全てを置き去りにする前人未踏の単独行。

 

サブカルチャーは何や彼やでサブのまま居た方が美味しいんやで派の私ですが、正直ここ一年で誰よりもネットでラップしてたのはSIXさんだし、本人が望んでたかは兎も角「ネットラップ」してたのもSIXさんだし、日刊SIXはもっともっと多くのリスナーに広がって、顕彰されて然るべき稀代の金字塔だと思います。此処までやる人は、もう後にも先にも出ないでしょう。

記念品となる365作目は、そんな名残惜しさすら嘲笑うかのような鮮やかな幕引きと、日刊SIXを聴いて来たファンだけが受け取れるメッセージが奇跡の共存を果たしていました。

 

 

https://t.co/s3sXdlglXp?amp=1

 

 

ドンピシャで好みな長編映画のエンドロールを見送る時のような、応援していた漫画の単行本最終巻末で作者コメントに目を通す時のような、当たりだった推理小説の読了感が洒落た後書きで増幅された時のような、静かな興奮。ああ、ヤバかった…いや俺、無茶苦茶好きだわコレ…どうして今まで知らなかったんだろう、こんなに面白いのにって一人で悦に浸るあの感じ。どの感じだ

「初心者」がコレを聴いただけでは何のこっちゃ解らないでしょう。謎の感動を積み重ねた末の、納得の感動でした。RAP14000は勘弁して下さい。

 

破天荒を地で行く圧倒的傍若無人企画でしたが、M.C.Zは幸運にも「emojirap」シリーズを始め、1ツイートの文字数に収まるよう歌詞を書く「#RAP140」シリーズ、初産にしてあわや流産しかけたクラシック「Rapgloss remix」、三題噺の系譜と言えなくもない真の謎曲こと「内緒噺」、そして初めての代読になった「韻韻」と、様々な形で参加の機会に恵まれました。

ぶっちゃけると僕はニコラッパーとしてコラボ曲を動画化する事で、多少なりとも、微かでも「日刊SIXは知らないけどニコラップは知ってる」層とSIXさんの異常性を共有出来たんじゃないかと期待込みで自負してます。でも残念ながら恐らくリスナーの多くは「この人韻ヤバw」で済ませてしまっている。

それはイチローに「野球ウマw」つってるようなもんで、いや確かにそうなんだけど、是非とも其処から踏み込んで、日刊SIXが孕む狂気に想いを馳せる猛者が現れて欲しいと言うか、そういう素敵な世界にならないかなぁ、って思ってしまいます。

 

もう此処まで読んでる人居ないだろうから書いとくと、本当に凄い曲を履修してないのはリスナーの落ち度ですよ。たとえ告知が弱くても嗅ぎつける連中は嗅ぎつけるんです。そうやって発展して来たんですから(かく言う私も溢れる情報にあっぷあっぷしながら何とか性癖にフィットする音楽を探している状況です)。

M.C.Z単品の曲なら先ずこんなに強く出れません。誰かのプレイリストに残ってくれたら御の字だなとは思ってますが、それは過疎タグで細々シコってる貧弱動画投稿者の過ぎた願いというものでしょう。でもSIXさんが積んで来た山には決して無視出来ない価値が有ります。個人のイチ道楽として、ネットラップの汚泥に埋もれていくのは余りに勿体ない。マジで。とんでもないので。今勢いだけで打ってますけども

 

 

さぁ、名作を知るのに遅過ぎるという事は有りません。端からそのつもりで検索かけなきゃ100%出逢えないであろう「SIX」に触れるなら、今。

という訳でアーカイブは本人様のTwitterからどうぞ(いっぱい誘導リンクを貼るブロガーの鑑)

 

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本人様が効果的な韻の踏み方について延々と考察しているのをパンダが腐す心温まるブログはこちら

 

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なんと1作目から100作目までは纏めてフリーダウンロード可能なので通勤通学のお供に。スピードラーニングばりに脳がSIXedされて耳に入って来た文章の全踏みライムでしか会話が出来なくなる事請け合いです。

自分より格上のライマーを知りたい方、毛穴から触手を出し入れする能力が欲しい方、主食が絶望の方、一時間に一回鳥肌を立てないと死ぬ方、実話系の怖話を書きたい方、「苗床」というワードに魅力を感じる方、コズミックホラーの深淵に興味が有る方にオススメ

 

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https://t.co/q8iAvqnX9u?amp=1

 

 

調子こいてアレコレ宣ってみましたが、作りかけの曲が溜まりまくってる(然も全部自分が止めてる)中でポッと出のタスクな上に優先度底辺だったemojirapがやたらハイペースで完成まで漕ぎ着けて、日刊SIXの大トリ前に加えて貰えたっていうのも、不思議な縁というか、引力だなぁと。色んな意味で感慨深い作品になりました。しがないニコラッパーの私に与えられた数少ない社会的栄誉であり誇りです。

 

とまぁ良い話ぽく片付けつつもう一つ個人的な見解を足しておくと

もしかしたら僕、無茶振りされるお題との折衝の中で、絵文字が無いとリリックが書けない身体になってしまったのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

若干サイコな〆になってしまいましたね(?)

まぁ要するに、個人的にSIXさんとご一緒する機会はまだまだ有りますんで、好事家諸兄はお楽しみに。どっちかつーと俺の方が頑張らないとなって感じです

 

 

 

 

改めて、お疲れ様でした。

これからも宜しくお付き合い下さいませ

 

 

 

 

では

 

 

 

 

 

('A`) < ツインターボウマ娘化しろ