DQOzはそういうことだから

DQOz非公式サイト

毒男とさざえ鬼のようです

 

('A`) < バリィ

 

毒男です。

プリキュア、最終回かな、良かったですね。次期プリキュアへの引き継ぎに、主人公達の「その後」を描くシーンが盛り沢山。これデフォルトになりつつありますよね。女の子がそれぞれの未来を選んで、じゃあどうなったんだっていうのを確り見せる。

私は良いと思います。だって絶対ハッピーエンドだもん。オールスターの時は魔法の力でチョチョイと都合して貰いましょう。

 

f:id:fromDQOz:20200126105307j:image

 

鬼太郎はもうダメです。

ゲストにさざえ鬼。鳥山石燕に描かれた妖怪「栄螺鬼」をモデルにして、大胆に水木ナイズドされたナイスキャラクターです。舌に目がくっついてる人間フォルムは正に奇跡の造形。原作では美食家という設定で、妖怪の中でも相当強い鬼太郎を味わってみたいと常日頃思っているそうです。実際プレスして薄っぺらくなった鬼太郎(鬼太郎は結構な頻度でトムジェリみたいなやらかい身体になるんです)をムシャムシャいってしまいます。一部の危ない性癖にゴッ刺さりなアニメ常連組。

 

そんな実力派を迎えておきながら圧倒的なクソ回でした。クソ回。6期で一番酷かったかも

 

鬼太郎の偽者「G鬼太郎」が人魚の赤ちゃん(地味に原作リスペクト)を抱え歌う動画が大バズりし、チャンチャンコのデザインが全く違うのに気付かずショックを受けるねずみ男&猫娘。「また何かに取り憑かれたの?」

ファンに勘違いされ追われる鬼太郎。男子トイレにまで雪崩れ込む女子の群れ。当たり前のように待ち伏せしているねずみ男。マネージャーポジションを狙うねずみ男。妄想で展開されるグッズ。ゆるキャラデザインの顔面うちわ。エロゲキャラデザインの抱き枕。鬼太郎はそんな下着履かない(解釈違い)。

 

這々の体で脱出し自分の偽者の存在を認識、直後その件で港に来るよう手紙で指示される鬼太郎。港で待っていたのは日本にそんな人魚おってたまるかな貝殻ブラ人魚。急に始まるウォーターショー。周りはアニメ美少女風なのにボスの魚子さんの顔面は水木調丸出し。「水木調」を容姿の差異のボケに使う。ずんべら現象です。誰もツッコまないのが逆に悪意。

「不老不死の妙薬」ともてはやされたのも今は昔(見た目人魚姫の癖になんで其処はベーシックな日本の伝承に則ってるんだ)、再生医療やゲノム編集が飛躍的に命の可能性を広げた(トンデモ医学みたいに聞こえる)現在、落ち目の人気を取り戻そうとアイドルデビューしたという人魚共。食料としての需要が下がったのをアイドルになって回復しようとするイかれた連中です。

然し何や彼やでさざえ鬼に襲撃され赤ちゃんを攫われてしまったと話す人魚ズ。動画の人魚はロボットだと思っていたので(は?)ビックリする鬼太郎。誰もが気になる動機については「巻貝の考えてる事なんて知らない」とナチュラル差別発言。もうここで敵の正体が露見してしまいます。

 

取り敢えずG鬼太郎の元へ凸る鬼太郎。変装を解き人型フォルムを取るさざえ鬼。ねっとりしナルシストな喋り方が引き継がれているさざえ鬼。魚介食材としてはマイナーで、花形である寿司ネタにも全く顧みられないサザエを普及させる為に、要は自分を美味しく食べて欲しくて(食べられずに生き延びたさざえが成る妖怪という設定を踏まえるとちょっと面白い)鬼太郎を狙い、誘き出したようです。どうしてその欲求が鬼太郎に結びつくのかは謎。つか人魚もさざえ鬼も食われたいのかよ。精進魚類物語か。モチベーションも努力のベクトルもブッ壊れている。

さざえ鬼の体液が混ざった恐怖のどくどくアールグレイをうっかり飲み痺れてしまう鬼太郎。サラッと寝返っているねずみ男。原作通りのプレス。そしてお待ちかねのカニバリ。開かれる鬼太郎寿司屋。眩しいネオン看板。板前姿のねずみ男。鬼太郎を手慣れた所作でさばき寿司に仕立てていくねずみ男(ネズキタ勢死亡)。昆布締めされる下駄。食らうさざえ鬼。余談ですが5期の鬼太郎食うシーンは軽く飯テロです。

 

絶大なパワーを吸収し自らの身体がより旨くなったと信じて止まないG鬼太郎。百歩譲って「強くなった」だろ。絶品寿司として振る舞われる為、自分で自分を提供する寿司のチェーン店を展開しようと画策するG鬼太郎。滋味溢れる、ジャーマネ、アグリー、ASAPなど視聴者置き去りの統一性に欠ける単語が飛び交う。

ねずみ男プロデュースで本格的にアイドルデビューしたG鬼太郎。出てしまったグッズの数々。巨大な会場を貸し切っての寿司屋宣伝ライブも打ちます。

其処へ唐突に駆けつける人魚。当たり前のように陸でピンピンしてる人魚。鬼太郎に赤ちゃんの救出を依頼した意味。前は「赤ちゃんはふくふくしてて可愛いから食べない」とかほざいとったのに「コイツも栄養にしてやろうか」とコきだすG鬼太郎(さざえ鬼)。魚子の面から放たれる最終手段べっぴんビーム。ビームの作用でデトックスが促進されるG鬼太郎。デトックスで毛穴から少しずつ染み出し、集合して復活する鬼太郎。原作シーンの再現にデトックスネタを絡めてる訳です。デトックスの意味ちゃんと勉強してこい

鬼太郎は鬼太郎で驚くG鬼太郎に「…デトックス」と告げるのみ。100%デトックス知らんやろ。お前老廃物なんか?

 

復活→あっさり退治のルーティンで問題そのものは片付けるも、決着はライブの時間にまでもつれ込んでいる。開始が遅れざわつく客。混乱を避ける為にお前がライブに出てG鬼太郎の引退を宣言しろと迫る親父とファミリー。いつの間にかノリノリな猫娘。戸惑う鬼太郎。結局出たのか出てないのか、まさかの引退ライブに会場で涙するまな。何故か居る同級生。何故か居る石動くん。どう収集付けんだってとこで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

は?

 

 

 

 

鬼太郎はねずみ男が持って来た魚に中って、寝ながらうなされていたのです。そりゃ夢見も悪かろう。

 

 

 

 

 

おい

 

 

 

 

 

何か腹に入れた方が良い。まなが境港から送って貰った栄螺なんてどうじゃ。さ、栄螺!? オババ、そんな腹に優しくないもの勧めるなよ。

 

 

 

 

いやいやいや

 

 

 

夢の内容が内容なだけに思わずじっと栄螺を見つめる鬼太郎。よく見ると殻の中には、さざえ鬼を彷彿とさせる目玉が…

 

 

 

キャーーーーーーーー

 

 

 

っていう。

 

ふざけ倒してましたね。

無茶苦茶やっといて着地どうすんの→ハッ夢か…全部夢なら仕方ないねパターンは夢オチが手抜きと謗られ、嫌われる傾向にある最たる理由なんですが、そのお手本と言えるような、典型的なガッカリ〆でした。回収も説明もブン投げる。

 

割に何を描きたかったのかよう分からんし、イマイチ笑えんし(「G鬼太郎」の「G」に引っかかり続ける鬼太郎なんて特に)、ヤマもオチも有ったのか無かったのか微妙だし(脈絡は皆無)、整合性は余裕で取れてないし(鬼太郎の夢なのに鬼太郎以外のキャラ単独の場面がバンバン挿入される)本当に夢を見てるようでした。寧ろ脚本が寝てただろ。夢のうちに思ひぬってか。やかましいわ。せめて夢オチ持ち出すんならアイドル衣装着せて歌って踊らせてよ。これ企画会議でウケたんか。現場でウケたんか。なぁ。

ジャルジャルのコントでハズレ引いた時みたいな、さばき辛いボケしてくんな、という居心地の悪さが強く残りました。後半に至ってはもうこの理不尽なシュールさ或る意味原作っぽいのでは?ってなってました。セリフが飛んだかのように無言を貫く子泣き爺とかマジ何だったんだ。

まぁ、その、4月での放送終了が正式にアナウンスされ、ぬらりひょん編ラストに向けて盛り上がろう!という佳境でコレを捻じ込む、蛮勇は買いたいです。クソが

 

 

 

来週はアンコールワットの亡霊。温度差ァ!!

 

 

では

 

 

 

('A`) < 試験やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ