DQOzはそういうことだから

DQOz非公式サイト

毒男とぬっぺっぽうのようです

 

('A`) < カミュ

 

毒男でやっしゃ。

鬼太郎はなかなか衝撃的なエピソードでしたね。

 

f:id:fromDQOz:20191124093842j:image

 

ゲストに「ぬっぺっぽう」。多分のっぺらぼうの友達。知り合いくらいかも。名前の表記揺れが激しい子です。イラストは使い回し。

漫画では何故か韓国の妖怪で、不思議な歌によって人々から「若さ」をエキス状にして奪います。不老長寿の妙薬なんだとか。泥臭い戦闘や依頼主との交流など色々濃厚なお話なんですが、その辺どうアレンジされるかと思って楽しみ半分不安半分で観てました。不安の方が的中したよ

 

冒頭、よく見る感じの眉唾美肌CM(6期はこういう所の再現度が素晴らしいんですよね。猫娘が現実に似たような状況になってたってのがまた苦笑を誘う)が全チャンネルでやっている恐怖のテレビを暗い部屋で眺めるお母さん。叫ぶ娘。老けたママンを妖怪みたいに扱うな

という訳で謎の集団老化事件が発生。先週思いっきりマッポに捕まっていたねずみ男が原因の美容品(クリーム?)を通販していると突き止めたファミリーが捕獲し尋問、詐欺クリームの製造元へカチ込みに行くという展開。

ネズ公が逃げるシーンでは命からがら乗り込んだタクシーの運転手がさっきまで逃げていた鬼太郎…という粋なホラー演出が。アンダーテイカーがWWEでやってたヤツですね。気絶?するオチや太鼓が鳴るBGMも相まってぽんぽこの「のっぺらぼう」のくだりを思い出しました。偶然かな

 

一同はしれっと登場する巨大ハマグリ船と一反木綿に乗り黒幕が根城にしている離島へ。鬼太郎の膝裏確認。相変わらず勉強が足りず「妖術が巧みらしい」くらいの薄い情報で挑みます。

 

探索していると何処からか不思議な歌が。漫画ではアリラン(韓国の民謡)なんですが朝鮮要素を脱色し「ぬぺぬぺ〜♪」みたいな愛らしく共感性の高いリリックとポップなメロディで勝負。トッケビ伏線説、終了。

実はコレが老化の魔法で皆あれよあれよと言う間に歳を食ってしまい、鬼太郎は先々週の放浪画家ビジュアルに。塗り壁は耳が無くて助かりましたが一反木綿は耳が有ったらしくシワシワに。猫娘も「これが老いなのね…」つってましたけど、彼女は老いるんですかね。変身はしまくってるけどね。期を経る毎に

子泣き爺と砂かけ婆は既に相応な高齢なので効き目薄な筈でしたがこっそり件のクリームを使っていたオババは老化が更に進行した結果、脳機能が落ちて記憶や意識を保てなくなる恐ろしくリアルな痴呆を発症。怖えよ。

 

奮起した塗り壁が奇妙な石像に潜むぬっぺっぽうを塗り込め攻撃で表に引き摺り出せばチャンチャンコ斬りも一閃、まさかの鳴き声も「ぬぺ」だったぬっぺっぽう計三体は慌てて退却し取り敢えずの難は逃れますが「こいつ婆だから化粧品使ってないんだぜ」的な煽りをかましていた子泣きは自分の所為で婆がクリームの使用を言い出せずこのような事態に、と罪悪感に苛まれ共に戦線離脱。

 

ボケに蝕まれるおばあを労るおじい。ロマンス回か?と身構えつつ徐々に怪しくなる雲行きに胸をザワつかせます。ぬっぺっぽうまだちゃんとしたセリフ貰えてないよ。

僕の不安を他所に近しい人から声をかけられ「どちらさんでしたか?」と聞き返す段階まで達してしまった婆を繋ぎ止めておく為の思い出として、今期婆が連発している決めツッコミ「チューするぞ」の誕生秘話が語られます。

 

若かりし子泣きが砂かけの妖術「変身砂」でイケメン俳優に化け女優とのキスを狙うも、効果継続24時間の制約を失念しておりギリギリで正体が露見。クレームに「そんなにキスしたいならワシとやろうや」と告白の練習に付き合わされる幼馴染的な理論で応戦し、以降定番ネタに…

 

っていう。どんな顔して聞きゃ良いんだよ。あと「チューするぞ」を拒否るまでにちょっと間が開くのはなんなんだよ。甘酸っぱいか。

因みに「変身砂」は砂かけ婆がピンで主役張ってる短編のネタですね。使うと加山雄三みたいな顔面になれます。

 

一方、残ったメンバーには透明で巨大な怪物が襲来。此処でも塗り壁が気を吐きますが原作通り力負けし腹をブチ抜かれてしまいます。ヨボヨボの主人公組は大ピンチ。やった。頑張れぬっぺっぽう

 

活躍も束の間再び場面はジジババへ。謎の失踪(徘徊)を遂げた婆。残された手紙には長年の付き合いへの想い、そして例え別れようとも腐れ縁が繋いでくれるだろうと真摯な言葉が綴られ、P.Sには実は変身はあと1時間有効だったがお前が美人とキスするのがシャクだったので術を解いたんじゃ。笑って許せと衝撃的にお茶目な〆。どこのなにを回収しとんねん。

ともあれ心揺さぶられた爺は猛ダッシュ。必死で婆に追いつき、

 

 

 

 

熱烈なチューを贈ります。

 

 

 

 

誰がキスまで行くと思う?

 

 

誰がキスまで行くと思うよ、なぁ

これが目覚めの合図となったか否か復活を遂げた婆は一連の情事をガッツリ見ちゃったコットンと共に敵の元へ急行。漫画では鬼太郎が臭い息を吐きハエを集らせるという最高にクールな手法で暴いていた透明で巨大な怪物の姿を、砂をいっぱい塗す荒技で暴きます。因みに正体は透明で巨大なぬっぺっぽうでした。身も蓋もねぇ

そして、間髪入れず地味にとんでもなく戦闘慣れしている爺が隕石と化して対象を貫く高火力の大技を披露しあっさりトドメ。

 

 

そう、トドメ。

えっ何故透明で巨大なの?そいつと他の個体との関係性は? そもそも若さを集めてた目的は?等々未消化要素を抱えながら残されたノーマルぬっぺっぽう達がマゴついていると

唐突にぬらりひょん様が登場。

 

若さを集める作戦こそ残念な結果に終わったものの軍資金は集まったとほくそ笑み、現金が詰まっているであろうトランクをわざわざ見せびらかしてから去るぬらりん。最初通販を委託されてたねずみ男も似たようなトランク持ってたんですがお金の流れどうなってるんでしょうか。どういう経緯でぬぺぬぺと組んだのかも説明無く、兎に角ぬらりひょんの仕業だったのだ!奴はまた力を付けたようだ!警戒しなきゃ!

で幕。

 

 

 

 

は?

 

まぁ、その、ジジババがイチャコラこいて終わっちゃいましたね。相方同士、また付かず離れずで仲良くやって頂きたいと思います。末長く爆発しろって感じですが

ジジババの絡みが濃厚過ぎて相対的にぬぺたそが不遇に見えちゃうかなと。ぬらりんもぬらりんで最後いきなりチョロっと顔出してケチな犯罪で稼いだアピールって、折角大物フィクサー感マシマシなのに行動が安いっつーか、何しに来たん?

 

ってのが正直な感想でした。幾らテンプレ部分だからって妖怪退治のパートもうちょい丁寧にやってくれても良いのに。ゲストだって此処のピンポイントに賭けてる訳で

とは言え原作にアニオリ要素詰めて更にシリーズ全体の展開も…となるとベストなバランスは難しいですよね。今回が「鬼太郎」初見の視聴者にどう映ったかが心配です。もう居ないか。新規さん

 

 

来週はほうこう。漫画では漬物妖怪でしたが、如何。

 

 

('A`) < くあん

 

 

毒男とひでり神のようです

 

('A`) < skrr skrr

 

毒男だフォイよ〜

プリキュア、まどかのお父さんが汚ねぇ搦手に走って娘達に詰められてましたけど、言うてガチのマジで宇宙生命体が紛れ込んでるとなったらアレくらい切羽詰まってやりますよね。普通

 

f:id:fromDQOz:20191117122451j:image

 

鬼太郎のゲストはひでり神。実は美女設定も有ったりするんやで

 

めちゃ良かったですね!好き。神回。ひでり神回でした。

北斎の時代から漫画に注目していたひでり神がとうとう自ら作品を生み始め、より多くの人々に読んで貰う為になんと出版社へ持ち込みを…というストーリー。そうそう、描きたくなるし、見せたくなるんですよね。鬼太郎は例の如く人間と関わってもロクな事ないよと諭しますが既に火が付いちゃってるひでりん先生は聞く耳持たず。

 

f:id:fromDQOz:20191117131119j:image

 

f:id:fromDQOz:20191117123108j:image

 

f:id:fromDQOz:20191117123114j:image

 

f:id:fromDQOz:20191117123526j:image

 

漫画について語るシーンでは分かる人には分かる名作のセウトなネタがずらり。映るの一瞬なのに手間かかってます。つげ義春パロに盛り上がるTL。北斎漫画のデジタルライブラリーから引っ張って来た感にツッコミを入れるTL。

 

導入は熱血テニスコーチとして謎に成功しあっちゅう間に転落して行った狒々を彷彿とさせてぶっちゃけ不安(酷いカオス回だったので)でしたが、ひでりん先生は兎に角苦戦します。悍しい容姿が災いし出版社側に怯えられてマトモに話も聞いて貰えない有様。

それこそ狒々の時とか、その辺割とすんなりマスコミとかに受け入れられてた気もするんですけどね。浸透具合が相変わらず謎。まぁ一人残業してる所に「ゲン…コウ…」とか呟きながら単眼毛むくじゃらのバケモノが現れたらそりゃ逃げますよね。せめて昼に来い、昼に

 

然しビジュアルがチンピラにしか見えない編集者「角冨」との出逢いが大きな転機となります。妖怪に物怖じせず接し、手描き原稿の持ち込みという今時珍しい気合の入り様と作品の光る部分を純粋に評価(褒めたポイントが本人の自画自賛してた部分と被るのがまた…)、「世の中には二種類の漫画が有る。面白い漫画と面白くない漫画だ。誰が描くかは問題ではない」としてひでりんの担当兼指導係を買ってでる漢、角冨。今後こいつは名言しか吐きません

 

職業漫画家の卵となったひでり神は角冨による鬼のディレクションに必死に食らいきます。原作ではお馴染みの雲型ハウス「妖怪ホバークラフト」に篭り、ネームを挙げては没を喰らう毎日。言われた通り手直ししたつもりでも

「主人公の気持ちが伝わってこない」「キャラの気持ちを読ませるのが漫画家の仕事だ」「魂込めろ」

と突っぱねられてしまいます。久々に登場した独脚鬼の呑み屋ではビジネスに一枚噛もうとウロチョロしていたねずみ男が「お前が妖怪だからナナメに見られてんだよ」と、次いで漫画サイトを立ち上げた事を明かし「自分の描きたい物を好きに描いてネットで発信した方が良いのでは」と凄い角度から誘惑。ねずみはねずみでバイタリティ衰えませんね。

遂には進まない打ち合わせの最中「妖怪が人間の気持ちなんか描けるか」とキレて能力(熱波?)解放。ストーキングして様子を伺っていた鬼太郎がそれ見た事かと割って入り急転直下の結末へ…

 

転がる直前で親父が止め、ひでりんは角冨の「妖怪に人間の気持ちが描けないなら、人間は妖怪の気持ちを描けないのか。違う立場や性別のキャラの気持ちを描いた傑作は幾らでも在る。漫画家に描けないものなんてない」という熱い説教に怒りを収めます。

焔が消えた後に作動するスプリンクラー。遅くね???

 

ケツを蹴られたひでりんはトーンを爪で削る猫娘筆頭に鬼太郎ファミリーの力も借り(精緻な点描に定評のありまくる水木作品のキャラが点描に挑むという貴重なカット)念願のデビュー。タイトルは「ロケットメン」。妖怪マンガで一躍人気になって記念館造られて女房がドラマになって勲章貰ってとんでもなく長く活躍して90年くらいで妖怪の世界に還って行きそうな作品名ですね。ニクい事してくれます。

 

かくして充実の漫画家ライフがスタート。ほぼアシスタント無しで週刊連載をこなすひでり神業で順調に読者を獲得し権威ある賞にもノミネートされ、妖怪の身分を伏せ活動している現状がネックになると仕事場とは言え当たり前みたいな顔でホバークラフトに乗り込んでいる角冨の助言で(お前肝座り過ぎだろ)自らカミングアウト。「裏切りでは?」と的外れな質問をぶつける記者にも角冨のセリフを借りて毅然と反論する戦いっぷりで炎上を回避。じゃりん子からのファンレターがあったけえ。序でにすっかり見守りポジションの鬼太郎とも和解します。

 

順風満帆かに見えた矢先、ねずみ男漫画村ばりの違法アップロードでパクられた(鬼太郎達って偶に正式な公権力から逮捕されてますけど、人間の法律適応されるんですかね。妖怪にもポリスとか裁判とかちゃんと整備されてるのに。違法アップロードに関しては完全に人間の領分に於ける犯罪なのでしょっぴかれて目にもの見ろって感じですが)煽りを受け、妖怪を雇っている事実そのものを問題視した出版社は早々に賞の辞退、連載打ち切り、単行本の回収を決めやがります。漢角冨の抗議も虚しくあれよあれよと干され失意と諦観に暮れるひでり神。和解したてで共感能力が高くなっている主人公は静かに激昂、以前から妖怪に差別的だった編集長に「妖怪が賞獲っちゃ悪いか」と殺気満々で接近する独特のムーブを見せます。いいな。どす黒いオーラのショタに迫られてえな

 

其処へ筆を折るギリギリまで行くも(原稿燃やそうとしてました)漫画を描き、伝える魅力に抗えなかったひでりんと、運命を共にする覚悟を決めたシリーズ史上に残る誉高き漢角冨が現れ鬼太郎を制止。同時にクソ上司へ辞表を叩きつけ新しい雑誌の刊行を告げます。

SNSによる宣伝も功を奏し、大変ながらも期待に満ちた未来が示唆され幕と。ねずみ、ウェブはこう使うんだよ。

 

6期お馴染み、妖怪の正体を隠して社会に交わるも何や彼やでバレてしまい…のパターンが何とか丸く収まったケースですね。大抵上手く行ってくれないので久々に希望が持てる終わり方でホッとしました。人妖の距離感に悩む鬼太郎にプラス要素を提供し励ます役が、まさかまさかのひでりん。原作でひでり神にトドメを刺した野槌の類と目される土転びがぬらりひょんに懐柔されたのとは対極の結果になったのも感慨深い(勘ぐり)。

 

挟まれる漫画表現や劇画タッチ含め、非常に凝ったエピソードでした。要所要所で制作のリキを感じましたね。やっぱりハッピーエンドが一番や。暴れ変化球(狒々ルート)に見せかけたどストレートの良回。

来週はぬっぺっぽう(朝鮮魔法)。トッケビが伏線だったとでも言うのか。ねずみがしれっと脱獄してます。なかなかのクセ強長編奇譚なので如何にアレンジかますか要注意ですね。

 

 

では

 

 

('A`) < すこ すこ

 

毒男と陰摩羅鬼のようです

 

('A`) < いも

 

毒男でやっしゃ。

完全に冬ですが当方は衣替えのタイミングを見失い、未だに半袖半ズボンで暮らしています。死ぬかも。

 

f:id:fromDQOz:20191110113733j:image

 

鬼太郎には陰摩羅鬼(おんもらき)ちゃんが登場。魂と肉体を分離し、屍に取り憑いて社会に紛れ、人間から生気を吸うバケモノです。今回はまなの同級生、つとむ君の亡き母親に乗り込んでいます。

まなの同級生、闇抱え過ぎですよね。軒並み重い。父親がおどろおどろに成った挙句殺された美琴ちゃんとか(忘れてねぇぞ)。まなはまなで他の子供と比べると髪型のヤバさが際立ちます。

 

既に父親も喪っているつとむ君は、死んだ筈のお母さんが怪しい何者かによって復活し自分を含む周囲に危害を加えている事を察しつつも思慕の情が捨てきれず、生気を削られながらフラフラ登下校する日々を送ります。まぁ到底受け入れられない現実ですよね。中学生がいきなり孤児って。

 

其処へ躊躇なく首を突っ込むノンデリカシーまな。鬼太郎まで呼びつけ話を大きくします。早い時間帯にも関わらず部屋が暗いのを不審がり非常識にも突入してみると丁度陰摩羅鬼がつとむ君に吸い付いている最悪の出会い。そのままバトルへ雪崩れ込みます。

異形の姿を表して猫キタに対する陰摩羅さん。不気味な人面?鳥だったり、タマネギ頭だったり、水木御大のイラストでは可愛い三つ目にぽんぽこお腹の愛嬌溢れるキャラクターだったりと様々な形の表象が確認されてますが、今回は『鬼太郎』シリーズの陰摩羅鬼をごっちゃにしたような雰囲気で、カラーリング、鋭い瞳と丸っこいボディのコントラスト、そして取ってつけたような尻尾と羽等々どことなく特撮の怪獣を想起させるデザインでした。

ガタイと飛行能力を活かした威力抜群の攻撃に蹂躙される主人公組。猫娘は問題にされず警戒して挑んだ鬼太郎もまるで玩具扱いです。俊敏で機動に優れ、一発一発が重く、然も魂はつとむ母に憑かせている為肉体へのダメージが無効というチートっぷり。

 

まともにやってちゃ勝てねぇ、という事で現れたのは陰摩羅鬼回お馴染みの「炎の天才画家」。

 

f:id:fromDQOz:20191110115046j:image

 

f:id:fromDQOz:20191110115051j:image

 

うーん、酷い。半魚人回のメイドとは偉い差です(寧ろメイドコスは割りかしノリノリだった可能性が)

ばいきんまん並の残念変装スキルですが叩きのめした相手の顔などいちいち覚えていない強者タイプだったのか普通に(ただの変人として)接する陰摩羅鬼。肖像画のモデルという名目でまんまと鬼太郎達に嵌められてしまいます。

「相手(正体を伏せている敵妖怪)に100個以上の質問を答えて貰い、その都度特殊な紙に特殊な鉛筆で点を打ち、最後に全ての点を繋げ妖怪の正体を描きだす事で魂を封印する」という激烈に回りくどい必殺妖術『絵縛り』を試みる鬼太郎。

急に「好きな食べものは?」とか聞いて来るので当然モデルは訝しむ訳ですが「質問によって貴方の内面を絵画に落とし込むのです」みたいな無理しかないフォローが入ります。このくだりもお馴染み。タイトル「陰摩羅鬼の罠」なのに寧ろお前らの方が策練ってんじゃねーか。

 

つとむ母(陰摩羅魂)の絵縛りを達成する直前に怪鳥(陰摩羅体)が現れ妨害。千切られても尚自在に動き回る触手もとい尾で猫娘を締め上げ、鬼太郎も容易く制圧。強い。強過ぎる。

最終的には現場に駆け付けてしまったつとむ君が目玉親父の熱い説得と、母親を演じて助けを求めるも「本人なら当然知っている筈の情報を間違える」パターンでボロを出した陰ニキの自爆で幻想を脱し、涙ながらに絵を完成させどうにか決着。つとむ君はギリギリまで判断に迷い、相当後悔している様子でした。手を汚させた主人公組の罪は重い。まぁ黙って始末しちゃおうとしてた当初の計画よりはマシかも知れませんが

 

独りでも前に進む決心を新たに、それでも憔悴しきった声で河川敷に横たわる母を呼ぶ余韻最悪のラスト。あの場に突っ立ってる誰にも彼の痛みと将来的な苦しみは理解出来ないんですよね。「両親の死後産まれた」鬼太郎だって目玉だけになっても守ってくれる家族が居た訳で。

相当辛かったでしょう。陰摩羅鬼、割と確りママやってましたからね。冒頭の朝食シーンでトーストとオムレツ作ってベーコンまで焼いてたし

 

漫画版の、襲撃犯の謎と真相を巡るホラーサスペンス色と不可思議な妖術を駆使し合う戦闘が極上にスパイシーなエピソードを、親子愛を押し出す形で大幅にアレンジしていました。陰ニキが強くてかっこよくてイケボで良かったですね。

能力や展開がちょいちょい被る猫仙人、魔猫回、魍魎回辺りと間を置かないのは何か意図しての事なんでしょうか。何処で絵縛りを出すか焦らしてたのかな。今期割と似た妖怪連チャンでぶつけて来ません? のびあがり→見上げ入道とか

あと作画の癖なのか全員やたら目がキラッキラしてました。鬼太郎の目って水木御大が独特にデフォルメした人物の描き方を受け継いでて黒目が点くらいちっちゃいんですけど、それにもちゃんとハイライト?つーか光が入ってましたね。ちょっと違和感。

 

来週は妖怪漫画家ひでり神。漫画通りとは言えテニスコーチ狒々と同じ匂いがします。不穏。

 

 

最近はラップを殆ど断っちゃってる状態なんですが、また何とかやっていきたいですね。やっていきたいですね、と僕の心が言ってます。

 

では

 

 

('A`) < ねぎ

 

毒男とこうもり猫のようです

 

('A`) < 毒男が来たぜもう大丈夫

 

毒男毒男毒男毒男毒男毒男

最近スマホの調子が瀕死でして、ゲームアプリは落ちまくるわネットは繋がらないわでストレス半端ないんですよね。すぐ熱持っちゃって。あとうっかりソフトウェアアップデートしちゃって、今まで出来てた操作が効かなくなったり使用感も最悪で。マジでソフトウェアアップデート嫌いです。「貴方を不快にさせます」ってアップデート内容に書いとけボケが

 

ちゅー訳で今週はTwitterで殆ど実況出来なかったんですが、どうせブログで書いて消化する訳だし別に良くね?とも思ったり。でもブログもスマホで更新してるしな

 

f:id:fromDQOz:20191027112334j:image

 

現代社会に因縁をつけたくて仕方ない鬼太郎6期の格好の餌食、ハロウィンが今年もやって来ました。ハロウィン爆発しろ!

恒例じゃないですがバックベアード復活の為に人々の生き血を集める西洋妖怪として「こうもり猫」が登場。原作では妖怪大統領という謎のポジションに収まり湿り気たっぷりのヌルッとしたバトルを繰り広げる味のあるキャラです。

去年の今頃は吸血鬼カーミラブイブイ言わせてたのを思うと正直若干グレードは落ちる印象です。実際に幹部格(しれっとラ・セーヌ混じってて草)からは雑魚呼ばわりされ劣等感に苛まれていたようです。エリートさん路線ですね

 

一旗揚げる為に態々日本へ血を求めに来たこうもり猫。何故か日本語ベッラベラなのに土地に慣れないという理由で何故か「猫」に対して拒否を示さないねずみ男を「暇そうだから」スカウト(因みに原作で一番絡むのもねずみ)。

べアードの子息ベア子…もといバックベアードJr.を名乗り協力を煽りますがあっさり看破され、人の上前をハネる事に関しては天才的なクズねずみは逆にこうもり猫の無駄に豊富な資金をパクってやろうと画策。

 

先ずは流石に偶然だとは思いますが最近何かと話題の

「「「「献血」」」」で血を募ろうとビビビ献血を立ち上げます。ねずみ男のポスターなら問題にならなかったんやろなぁ。案の定正攻法では集まらなかったのかトマトジュースを詰めた瓶を渡されるも、あっさり騙されて感激してしまうこうもり猫。残念過ぎる

 

此処までの経緯で既にアレですがゴリゴリのネタ回でした。寒いか寒くないかで言うと、僕は寒かったです。

ファミリーも祭りに浮かされてか暴走気味。鬼太郎に「毎年言ってない?」と突っ込まれると「毎年言うわよ毎年やってんだから」と血の気が増す猫娘。酒と若い女のコスプレに釣られる子泣き爺&一反木綿。「日本のハロウィンなんてストレス発散の為に騒ぎたいだけででっけえ屁みたいなもん」と切り捨てるねずみ男。塗り壁は?

 

がっつり詐欺られ有り金毟り取られた挙句「鬼太郎のマブダチである俺に手を出そうってのか」とどえらい威を借るねずみに手も口も出ず、ハロウィン世紀末と化した渋谷を寂しく彷徨う猫(こうもりの方)ですが、偶然紛れ込んだ仮装大会でバカ受けした瞬間、妖怪としてのコンプレックスから謎の覚醒。

幼少期、両親に「口が大きいわね」「口が大きいぞ」と褒められた頃以来の人生のピークに到達し分かり易く調子をぶっこきます。

 

手始めにねずみにジャク・オウ・ランタンを投下し原理はよく分かりませんが地面にめり込ませ制裁。生まれるクレーター。湧き上がるキノコ雲。

そしてDQNの如く女を侍らせパトカーを積み酒瓶をラッパ呑み。「妖怪王に俺はなる!」という直後のアニメにも喧嘩を打って行く(恐らく)アドリブもブチ込まれ騒つく界隈。

更に勢いをつけ無謀にも主人公組へ挑戦します。観衆を味方につけパワーを増した(つもりでいる)こうもり猫は声援を浴びてアドレナリン出まくり。猫娘に蹴られようが鬼太郎に髪の毛ブッ刺されようが「超 き も ち い い」と快楽に変換する羨まけしからんテンションで「令和の洋服」という文句からフォントからセンスの欠片も感じられないクソダサ看板を振り回しまさかの熱戦を演じます。案外心の持ち様でどうとでもなるのかもね。妖怪だし

 

然し良い所で夜が明けてしまい、同時に現実に引き戻された人々が散っていくと敢えなく弱体化。あれよあれよととっちめられ「あの連中は明日からまた真面目に働く。それが日本のハロウィンだ」と身も蓋も無い説教を食らった後すごすごと海外?の本拠地へ引き返します。鳥取県で似た構図見たな

 

一件落着かと思われた裏で、実は同じく渋谷に潜入し、逆ナンした野郎達を渋谷MELTDOWNさせた隙に少しずつ採取し満たしたのであろう血の樽を脇にカーミラ姉さんがほくそ笑み…という幕引き。倒れてる人達の首筋に二つ穴が開いてたんで、相手を殺さない程度に調整して吸ってはいちいち吐き出してたんでしょうね。萌える。素の姿そのまんまじゃなくて「吸血鬼に仮装した美人」に化けてたのも芸が細かくてポイント高い。カーミラ

 

ぬらりひょん翁にやられっ放しの中でベアード様まで蘇ったら鬼太郎はもうお終いじゃないですかね?

5期のぬらりんは西洋妖怪には張り合って(日本爆裂)、鬼太公とはもう2、3クール続いてたらワンチャン共闘してたんじゃねぇかってくらいツンデレでしたが、今期はどっちかつーと喜んでベアードと組みそうな感じしますよね。悪のコラボに期待したい。

 

来週は27時間テレビで休みです。24時間テレビを腐す内容で作ったらええのに

 

 

では

 

 

('A`) < 朝まで騒げall night long

 

毒男と魍魎と釣瓶火と化け火と姥が火のようです

 

('A`) < モンティ・パイソン

 

毒男ざんす

プリキュア、ハロウィン回だったんですが中二組がUMAの仮装だつってモスマンとかチュパカブラとかやっててジャリん子達に伝わってんのかなとか。意外と市民権得てるのか?

 

f:id:fromDQOz:20191020110933j:image

 

鬼太郎には魍魎が登場。

名前に色んな意味が有ってややこしい妖怪の一人です。京極夏彦の超ヒット作「魍魎の匣」でグンと知名度を上げた京極チルドレン。本エピソードでは遺体に取り憑き自在に操る狒々のような姿で推参。

 

白ワンピ黒長髪という貞子スタイルの水死体に乗り移って暴れる魍魎は迫力抜群。水面から手を突き出すやつ、雨の降る中で車の前に立ってヘッドライトでぼんやり照らされるやつ、逃げても逃げても追いかけて来るやつ、トイレで鏡越しに登場するやつ、廃墟で一瞬明るくなった瞬間天井に這ってるのが視認されるやつと6期お得意のJホラー演出がてんこ盛りでした。ローソクが消えて不穏がる坊さんとかね

 

然し、やはり今回も、どちらかと言えばスポットライトが当てられたのは人間に秘められた狂気の方だったと思います。

魍魎が復活し、久能恭平という新進気鋭のカメラマンを襲う理由を依頼を受けた主人公組が万年竹回のように推理する展開。刑事さながらに情報を集める猫娘。タイツ脚組み姿が麗しい。そして急に察し良くなる鬼太郎。4ヶ月前から急に久能くんは無難に美人を撮るスタイルから「写真家の性」だか何だかのヤバげな理由で「生と死のボーダーラインに漂う恐怖と快感」を追求した作品を発表し始め、それが個展を開く程の人気っぷり。まぁ芸術齧ってるのが好きそうなテーマよね。

流石に鬼太公も怪しいと踏んだのかガンガン探りを入れて行きます。

 

 

 

引っ張ってもしゃーないのでネタバレすると

 

 

 

死体は久能の恋人です。久能くんは魍魎が封印されていた六黒村で「みずは」という、身寄りが無く寺で育てられた美少女に岡惚れしモデルとして、そして彼女として宜しくやります。イケメンがよ

数年は幸せに暮らしたようですが「此処で写真撮らない方が良いですよ」って声かけられたのに「君この村の娘? 写真撮らせてくれない?」って返すくらいには写真脳ナンパ野郎な久能氏はスランプに陥ります。二人は原点回帰の意味を込め出会いの地、六黒村の泉にて撮影に勤しみますが優しく寄り添うミズハを苦悩の久能くんが邪険に振り払った結果水にドボンする(このシーンのパースが狂ってませんでした?見間違いかな)大事故が発生。

その際溺れ苦しむ水羽?ちゃんの姿に、己の写真で表現すべき永遠の命題を見出し興奮した久能くんは助けるどころか彼女が沈む様を激写。地獄変か。そっから開眼久能は例のサイコな作風に突き進んで行くんですが、同時に亡くなった水葉?ちゃんの強い念に反応して魍魎も蘇ってしまったという。凄いサスペンス

 

他でもない己が見殺しにした少女による再三の襲撃を受けて尚、懲りずに生死のうんたらを捉えようと、窓ガラスがバリバリに割れたテロ跡みたいな廃墟を撮影現場に押さえた久能。

「出る」と噂の其処でなら理想の画が…と踏んでいるイカれカメラマンは予定していたモデルがビビって飛ぼうがシリアスな場面で美貌が映えまくる猫姉さんと肩にちっちゃい目玉乗せてんのかい状態の親父が止めようが構わず機材を構えます。

 

案の定現れる瑞波?ちゃんボディ。猫娘達は奥の手として魔物から見えなくなる魔法陣に篭ります。

ところが魍魎の能力「なかまをよぶ」で召喚された廃墟の地縛霊(完全にゾンビ)が代役のモデルを連れ遅れて合流した撮影スタッフにワラワラ集る場面で久能の性癖が爆発、シャッターを切りまくる勢いで足元に描かれた術式を踏みにじってしまい一気に窮地へ。

実は『鬼太郎』シリーズでは不気味なバケモノ、恐らく魑魅魍魎のノリで呼ばれる「魍魎」がわんさか出て来る「死人憑き」という話も存在し、その要素のブレンドじゃないかなと。

因みに5期の死人憑き回はめちゃくちゃ面白いので是非。土精ちゃんも見れます。

 

f:id:fromDQOz:20191020113135j:image

 

さぁピンチという所で鬼太郎が重役出勤。寺生まれのTさんばりにJホラーをぶち壊していくスタンス。

光が苦手な魍魎を追い詰める為にシリーズお馴染みの炎妖怪軍団を集めていたらしく、頼れる釣瓶火、準レギュの姥が火、レアキャラの化け火が乱舞します。原作だと確か直に燃やしてたような

 

結局それだけで事態は収まらず、真相が暴かれ久能が開き直る最中なんか普通に独立して行動しだした魍魎が反撃を

食らわす直前、「光が苦手」の伏線として活躍するだろうと皆が予想しながら今の今まで出番無しだった「カメラのフラッシュ」が遂に炸裂。動きが止まったのを逃さずメカクショタが指鉄砲で仕留め退治完了と。

 

 

カメラに手を伸ばしていたのは、既に妖怪から解放され只の骸に戻った筈のみずはさんでした。

 

 

魍魎が呼応したと言う、遺体に残る強い念。それは愛情だったのです。身勝手な仕打ちを受けても死の間際まで、そして死んだ後も自分を愛し、写真家活動を案じていた彼女の想いに衝撃を受け、久能は個展を最後に自首します。幕引きと言い、鮮烈なサスペンスでしたね。

 

他気になった点は「子供が鬼太郎のファンだからサインが欲しい」って発言が聞かれた事ですね。妖怪に対する社会の認識がブレるのは鬼太郎あるあるですけど、ぬらりひょん編に入ってその辺がどう転がってくかは注視したいですね。今週はそういう世界線だったのかな。

あとラストの不見刃?さんのモノローグが人間との交流を経て感情が発芽したロボットっぽくてちょっと面白かったですね。「生きる楽しさ知った」つってましたもんね。「生きる楽しさを知った」じゃなくて

 

 

 

来週はこうもり猫。妖怪大統領ですかね。てか猫多くね? 煽りがもうハロウィンに物申すつもり満々で笑う

 

 

では

 

 

 

('A`) < ロマネ・コンティ

 

毒男と猫仙人のようです

 

('A`) < うーららー

 

毒男です。鬼太郎パーティ始まるよ。皆大好きなネコと和解せよ回だったのでぬこマニアには堪らなかったんじゃないでしょうか。

 

f:id:fromDQOz:20191013102712j:image

 

ゲストは猫仙人。イラストは猫っぽい仙人。修行の結果、猫の身体に魂を乗り継いで長命を得た仙人(自称)です。猫塚に封印されていましたが前回登場の朱の盆が塚ごと豪快にぶっ壊し解放してしまいます。パワータイプですね。花を踏まない朱ニキ優しい。

一方御主人様のぬらりんはビルでダイナマイトをぶっ放しテロ活動に勤しみます。SNSに流れる「外国人が犯人で決定〜」の書き込みが攻めてて生々しいですね。地道なテロで人間社会を分断し、綻びを突いて、闇時間にまで侵食する傲慢を正し妖怪の世界を取り戻そうという計画です。

更には柄にも無く自分から事件を持ち出しぬらりんに警戒する鬼太郎のハウスに「勝手に上がり込み茶を飲む」という、漫画やアニメでは妖怪の総大将、極悪ボマー等の派手な要素に隠れがちな「ぬらりひょん」の設定を活かした唐突な邂逅。言ってしまえば敵の本陣たるゲゲゲの森にも堂々と現れ、織部焼の黒茶碗を親父に勧める胆力。これが妖怪の格ってもんよ。然もちゃんと履物脱いでる辺り平気で下駄のまま畳に立つ鬼太郎より礼儀を知ってる(但し杖は突く)。

ブラフで仲間の危機を仄めかし脅しスカしながら前述の作戦を語り、己が地獄の四将脱獄の黒幕であると認め、剰え閻魔大王に尋問されてもぬらりくらり躱してみせようと宣う等、呆然とするだけの主人公相手に存分に魅力を発揮。猫娘が入って来たタイミングで煙の様に消えてしまいます。「神出鬼没」とは言い得て妙で、こーゆー何気ない人外ムーブ、マジでツボです。

 

さて、封印を脱した猫仙人は多頭飼育崩壊(アニメで初めて聞いたわ)を始め猫の命を「愛玩動物」として徒らに消費するヒト共の態度に怒り、子猫を売っ払う目的で育てた人間を片っ端から檻に詰めて生きたまま腐らせ、村一つの住人を丸ごと猫に変え、自身も巨大な黒豹の如き姿で地域を統べる暴虐っぷり。相変わらず社会問題への切り込み方が鬼

明らかにバレそうな位置から様子を伺っていたキタネコが満を持して止めに入るも自分の正当性を主張して譲りません。鬼太郎シリーズの「仙人」って強い弱い以前に話通じないんですよね。特に猫娘には同じ猫妖怪として思う所有ったらしく激しく詰め寄ります。そもそも君達は猫属性持ってるだけで「猫が化けた妖怪」なのか?

 

とは言え術の精度はモノホンで6期お馴染みの謎レーダーに伸縮自在の身体を駆使した体術で鬼太郎を圧倒し容易くネコ化(変身コレクション実績解除)。やたらリアルな鳴き声も沢城さんなのか気になりつつ仙人の熱い心に感化された娘は急に犬猫の年間殺処分数を挙げ、他種族を蔑ろに、剰え食い物にする悪人まで助けねばならぬのかと葛藤し始める始末。

最終的には猫にされてしまった所為で薬が飲めず苦しむお婆ちゃんと、寄り添う元ペットのヌコを見て「それでも困ってる人が居るなら助けなあかんのちゃうんか」と奮い立ち、恐らくは屍体をバリボリ齧る俗仙人に対峙、思想には同情しながらも方法を認められないとして戦闘の末あっさり殺ってしまうんですが(攻撃が交錯して服が破れるシーンで艦これの大破的なサービスを期待したクズは俺だけで良い)、危機を救われて尚全く反省せず不満を垂らすゴミ業者に改めてブチギレ、人間への嫌悪感は募るばかりで滅入ってしまいます。

追い討ちにぬらりんが現れ、集めた妖怪達に鬼太郎の不平等さをプレゼン。そうだそうだ。順調に株を暴落させた所で御満悦の大将は去って鬼太郎はだんまり、失意の猫娘が件のお婆ちゃんと猫に謝意を伝えられ「分かってくれる人はきっと…」と(焼け石に水に見えなくもない)希望を得た所で幕。

完全にぬらりひょん様のターンですわ。確実に傷の残った猫娘が無理して笑う場面はかなり胸にキましたね。どんどん窮地に追い込まれて行くんだろうな。妖怪大裁判回で物足りなかった部分がどしどし埋められてく。あー。うわー。

 

来週は魍魎。

六黒(むくろ)村の怪異に挑みます。5期では鹿羽(しかばね)村でしたかね。マジでめっちゃ怖かった記憶。6期はどうなる

 

 

では

 

('A`) < ぷらすわん

 

毒男と土転びのようです

 

('A`) < あまままっままままま!

 

毒男やほんで。

 

プリキュア、良かったですよね。観星中の銀河におなりなさい。

鬼太郎はいよいよ、最大のライバルであるぬらりひょん様との抗争編に突入して行きます。

地獄にて「誰が四将を逃したのか」という話をする親子と閻魔。大王は「わからん」「獄卒達の噂によると赤い顔の妖怪がウロチョロしてたらしい。それしかわからん」と相変わらずの無能っぷりを披露。浄玻璃の鏡も何故か役に立たず。地獄に関してガバガバ過ぎる。赤い顔つったらお前も怪しいな

 

因みに此処の会話で親父さんが例に挙げてた「赤い顔の妖怪」、「猩々」と「赤頭」ともう一体誰だったか聞き逃しちゃったので知ってる方いらしたら情報お願いします。

(追記/「二顔之相」らしいです。妖怪関連の蒐集、考察とイラストに定評のある氷厘亭氷泉先生が、様々な百鬼夜行絵巻的な画によく顔を出す「赤くて」丸いお化けを分別する際、便宜上付けたオリジナルネームがそのまま採用されてしまった模様です。「赤い顔の妖怪」で調べると氏の個人サイトが検索上位に来ていたらしく、散々ネットがどうこう言っといてリテラシーェ…と言いたくなりますが、がしゃどくろも畑怨霊も元を正せば…とも 詳細→ http://akakutemarukkoi.yu-nagi.com/2gan.htm )

 

f:id:fromDQOz:20191006104058j:image

 

ゲストには土転びニキが登場。シリーズとしてはよくあるパターンのゴルフ場開発に怒り工事現場を襲撃します。土砂崩れみたいな煙起きてて笑っちゃいました。自分の糞等で丁寧に肥やし、300年かけ居心地良く育てて来た住処、ドングリの森を壊され大層御立腹です。原作でも活躍したヒゲ生え土転びニキはめちゃくちゃ強くて技も多彩で振る舞いも妖怪っぽくて私の憧れですね。

 

鬼太郎withタイツが麗しい猫娘が説得に向かうのと同時期、お待ちかねのぬらりひょん様は高級料亭にて人間と談合。珍しく金で転ばなかった綺麗な権力者風の男ですが帰りの車が謎に爆発し重傷を負います。ジョーカーみたい。

ぬらりひょん様、カッコいいですね。「清濁併せ呑めない政治家は馬鹿です」という丁寧でエグい台詞にダイナマイトでのド派手で陰湿な攻撃。水木御大のイラストデザインに漫画版のキャラクターという感じでしょうか。運転手を始め雑務はアニメでお馴染みの使いっ走り、朱の盆が努める盤石の布陣。まぁネタバレもクソも言わずもがなですが「赤い顔」はコイツです。小物臭と不気味さの両立したボイスがハマってますね。

 

鬼太郎の方は暴走の痕跡から騒動の主犯を特定、直後に現れイケイケな頑固職人口調で開発者側の非をまくし立てる土転びにタジタジ。親父とは元から知り合いだったようです。「お前が倅の鬼太郎ダナ」って何かカッコいい。

結局キレちまった土ニキとは交渉決裂(此処で割れたドングリをアップで映して決裂を暗喩する弩級の演出)、バトルが始まります。ミルタンクのように巨大な体躯を丸めて勢い良く転がるのが基本技なんですが、それに入る為に頭を引っ込める動作がめっちゃ好き。痰を吐きかけ相手を拘束し(本当によく痰を吐くアニメだ)轢き潰す戦法で一時は主人公最高火力組を圧倒。

 

鬼太郎も負けじと得意の起死回生、ちゃんちゃんこで自在に伸びるヒゲを巧みに誘い出し、自分にしか解けない「鬼太郎結び」で絡げてしまいます。「おろっ?おろっ?」って困惑する土転びかわいい。

バランサーとして機能していたらしいヒゲが封じられ立っている事もままならない土転びと討議の末、開発を辞めさせるよう人間を諭すという条件付きでなんとか手打ちに持ち込みます。ヒゲは再度ちゃんちゃんこによる誘導で解放、痰は別の特殊な痰(結局痰なんだよな)で消化。約束に義理堅い土ニキイケメン。

 

肝心の説得は、対人スキルがお終いな鬼太郎&ファミリーにしかデレない猫娘と、自身の生活の為に働き続けるしかない土木作業員達が噛み合う筈も無く難航。もとい難破。施工そのものに関するクレームを現場に入れちゃう辺り鬼太郎の足りてない部分ですよね。

一方ぬら様は水面下で差配し「豊富な資金力で準絶滅危惧種の昆虫を見つけさせ(仕組みは知らねぇ)森林保護の観点から工事中止に持ち込む」という激烈スマートな、逆に妖怪らしさゼロの手法で問題を片付けてしまう辣腕を発揮。格の違いってヤツですね。

これには土転びもニッコリ。恩を売られたぬらりんを持ち上げ、折衝面で不甲斐ない正義マン共を詰ります。狼狽える鬼太郎の「あぅん…」かわいい。

 

セリフや展開に原作要素てんこもりの美味しい回でしたね。ラストシーンではぬらりひょんが「人妖の共存など不可能。鬼太郎君は甘いんですよ」と新鮮な呼び方で不穏をブチ込み幕。片や鬼太公は土転びの元へ伝令しに参じていた朱の盆の存在すら知らなかった様子でした。「ぬらりひょん」の名前には流石に多少衝撃を受けていましたが、大丈夫なのか。

今回は態とってより、お互い土転びの為にやってたアクションが偶然バッティングした感じにも見えましたが、妖怪側の信頼度を下げる搦め手でジワジワ行くのでしょうか。結構楽しみっていうか、ぶっちゃけ僕はぬらりひょんに勝って欲しいですね。過去イチ応援出来るラスボス。ただ早速「ぬらりひょんが暗躍している」情報がもたらされたって事は案外あっさり終わるのかなって危惧が…

 

 

そして新EDには恐らくオエオエオー以来のまねきケチャが帰還。ちっこくデフォルメされたキャラクター達がカワユス。まなの狐の窓もえっち。まぁお前わざわざソレ通さんでも妖怪見えるんやけどな

 

 

では

 

 

('A`) < ばっくばっくばっく