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毒男の限界妖怪図鑑のようです25

 

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毒男でございます。

プリキュアはなかなか盛り上がって参りましたね。ダルイゼンがちゃんと罰せられるのかが個人的な注目ポイントです。気になってるタイトルが溜まってて首が回らなくなってきました。裏世界ピクニックとか

 

図鑑シリーズ初更新。50音企画も漸く再開です。

 

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「ち」の「チクリ」ちゃん。サソリに女性の首が乗っかったインパクト全振りみたいなデザインが光るキメラ中のキメラです。

東海坊散人なる人物が昭和時代に著したとされる『妖怪尽くし絵巻』という(恐らく)オリジナルの妖怪というかモンスターがいっぱい描かれてる作品に見られる個体でして、どういった挙動をする等の詳細は不明。そもそも東海坊さんがどういう方で、どういう経緯で、どういう目的を持って描いたのかも解っておりません。

こちら民俗学者であり、妖怪に纏わる資料・妖怪グッズにかけては国内随一の蒐集家でもある湯本豪一氏が所蔵しておりまして、自身の著書の中で「妖怪が描かれた作品」として紹介された事で一部の妖怪クラスタにブッ刺さり現在に至るという感じです。この手の創作臭がプンプンする「妖怪絵巻」は各地に散見され、当時の人々の旺盛で多様な妖怪愛が偲べます。

 

要はビジュアル先行というか、画像上で産まれ育ち生き残ってきたタイプですよね。同企画では「えびぞう」のお友達にあたるのではないでしょうか。まさか実際にどっかの山村で伝承されてたり「〇〇寺に出た」とか新聞に載ってた訳でもないだろうとは思います。だってサソリだもの。野生じゃ居ないんだもの。日本には。

なんか、昔の絵画でやたらおどろおどろしくバケモノじみて描かれてるゾウやらラクダやら(バク、キリン辺りはまた違うんですかね。先ず確りした伝説が輸入されてる訳だし)にも通ずるような、得体の知れない異国の動物の不気味なイメージをベースにしてるのかなぁと。で、で、パッと見の映像だとサソリって顔?眼?が分かり難いじゃないですか。そこにヒトの首をドーン!みたいな。分かんないですよ?分かんないですけどね。風刺の意図が込められてるのかも知れませんよ。石燕先生よろしく絵解きが秘められてるのかも。ちゃんと冷奴すればね。いや、ほんとに。

 

本来はサソリから直に生首が生えている、最早グロくすら映るエキセントリック少年ボーーーイな見目麗しさが魅力なんでしょうが、イラストはサソリ娘欲に引っ張られて若干脇道に。娘部分を単純な人型に留めない事で辻褄を合わせたつもりです。俺の初描きチクリかよ。最高の年になる予感がしますね。

 

 

てな具合で

 

 

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