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毒男と限界妖怪図鑑のようです49

 

('A`) < あーい

 

毒男でごわす。

相変わらずニチアサ枠は延期。変わり映えしない日常とはかくも尊いものなのだと痛感しますね。どこで痛感しとんだ。

 

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変わり映えしない冴えない暮らしなので特に書ける事も無く、イラストでお茶を濁そうかなと思います。土用坊主という、妖怪というか、特殊な条件下で効果を示す神様です。どようぼうず。

土用はつまり、「土用」ですね。「土用の丑の日」の土用です。古代中国に端を発し東洋に広く根付いている、この世の万物は五つの元素(火、水、木、金、土)によって成り立つとする五行思想に基づいて割ってった暦には四季が移り変わる立春立夏立秋立冬の直近約20日弱、「土用」と呼ばれる期間が存在するんですね。特に夏の土用の内、更に細かく十二支(12種類の動物を用いたものの分け方?数え方?)で見ていって丑にあたる日を「土用の丑の日」と呼ぶのが一般的になっています。西洋のカレンダーを採用している現在でも、一部ではかつて皇帝や武将や陰陽師達が生活していた時の流れを共有している訳ですね。

 

土用坊主はそんな「土用」のシーズン中に家々の庭に居るとされる神様(の一種)なのです。社に鎮座ましましてるとこへお参りするのではなく、向こうからやって来るという。所謂民間信仰ってやつですね。伝承では土用に庭の土を弄ると土用坊主の頭を引っ掻き回す事になるので避けるが吉とされています。

元は恐らく五行思想で提唱されるそれぞれの元素を司る、宇宙的、スーパーナチュラルな存在なんですよね。彼?等のおかげで彼女?等そのものによって世界は成り立ってるし上手く回ってるので、その作業や通行の邪魔をしたり余計なちょっかいかけて機嫌を損ねないように、御利益ガッポリというよりは祟りなしでっていうスタンスを取られていた神々が、社会に馴染んでって、生活圏に密着する形でより俗っぽく変化していった一つの進化先なのかなとか。まぁ土用は知ってても土用坊主に気ィ使って庭仕事休んでる人は今日日そう居らっしゃらないと思いますが…

なんか庭で鉢の植え替えやってから調子悪いなと感じたら実は土用に入ってたりするかも知れませんので、気をつけましょう。

 

イラストはなんか、外見がちゃんと定まってないお化けや人外をオリジナルでデザインしたらぁ!ってつもりで描いてると結局こういうシルエットばっかになるんだよなのシルエット、結局なんか単調な楕円とか長方形に手足つけただけのやつになるんだよなのシルエットに落ち着いてるにしては、寧ろ落ち着いてるからこそ割と細かいネタを詰められて結構気に入ってますね。地下十数メートル分の土が化けて出た、みたいな。不気味で、現代臭あって、只者じゃない感。蟻の巣が一等お気にですね。白骨化した何かと併せて、消化管みたいに見せたい。

もっと削るとこ削って、いや削るの下手なんでボディのシルエットの方工夫して、もっと色んな要素盛っちゃえるようなのを考えれたら良いな。

 

 

まだまだ冬です。もう夏。では

 

 

('A`) < ねぐりじぇ